深海資源開発(DORD)は30日、ベルギーのGlobal Sea Mineral Resources NV(GSR)と、商業規模でのシステム統合試験(System Integration Test:SIT)を中心とする実証試験実施を目指して協力することを目的とした覚書(MOU)を30日に締結したと発表した。DORDが鉱区を保有するハワイ沖の水深約5500メートルの海底に賦存するマンガン団塊(多金属団塊)の共同開発を見据えた取り組みとなる。
同MOUは、両社が2030年代初頭の実施を目標に掲げる商業規模でのシステム統合試験(SIT)について、その企画、技術検討、準備を共同で推進するための協力枠組みを定めるもの。
GSRから同社が保有する技術情報や関連資料の提供を受け、DORDにて技術検討作業 を進めると同時に、SITの実施に向けて必要となる技術面・運用面の課題を両社で整理。共同で検討を進めることで、SIT計画の着実かつ円滑な実現を図る。
マンガン団塊(多金属団塊)には、我が国が重要鉱物に指定しているマンガン、ニッケル、コバルトに加え、電気自動車やデータセンターの普及に伴い需要拡大が見込まれるベースメタルである銅が、高い品位で含まれているという。
(IRuniverse K.Kuribara)