阪和興業は13日、リンやレアアース等を含む鉱石を生産するカナダの KAP MINERALS INC.(KAP社)との間で、同社生産物のオフテイク(購入)権の獲得や中間加工拠点の確立に向けた協業に関する基本合意書を締結したと発表した。
KAP 社が保有する鉱山は、世界のリン鉱山のうち約5%に限られる火成岩アパタイト系に属する希少な鉱山。同鉱山から産出される鉱石は不純物の含有量が非常に少なく、また日本国内で安定的な確保が求められる重要資源であるレアアースを一定量含む。
阪和興業は今回の合意により、国内電池産業の発展に貢献するとともに、農業肥料や半導体分 野をはじめ多様な産業基盤を支えるべく、重要鉱物の安定的な確保に向けた取り組みを一層強化していく方針だ。
なお、基本合意書における主な協業骨子は以下の通り。
① 生産物の販売
KAP 社が生産するリン精鉱、レアアース精鉱ならびにその加工品を当社が販売する。
② 中間精製(高純度リン酸、レアアース分離精製)設備導入の検討と構築
電池用高純度リン酸生産者やレアアース分離・精製企業の誘致および中間精錬設備の導入において協業する。
③ 政府支援の確保
カナダ、日本両政府間の重要鉱物供給網構築へ向けた協力の枠組みを最大限活用し、 KAP 社の中間精錬設備導入に対する資金面での支援確保に向け働きかける。
(IRuniverse K.Kuribara)