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DRAMニュース キオクシア決算は、AIサーバ向け事業の“極めて強い追い風”

2026/05/20 16:00
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2026年3月期のキオクシアの決算発表があった。

最新決算では、AIサーバ向けSSDが業績を牽引し、純利益が前年比47~48倍(8690億円)という異例の伸びを記録した。

これは、生成AIの普及に伴い、GPUクラスタに必須となる高速・大容量SSDの需要が急増したためである。

今回のキオクシア決算は、AIサーバ向け事業に対して“極めて強い追い風”をもたらし、今後数年の成長ステージを一段引き上げる結果になったと評価できる。 特に、

①AIサーバ向けSSD需要の爆発、

②NAND価格の回復、

③米国ADS上場準備という3点が、同社のAIインフラ企業としての地位を大きく強化する。

●AIサーバでは以下の理由でSSD搭載量が急増している。

・LLM学習・推論で大容量データを高速読み書きする必要がある。

・RAG/KVキャッシュ・ベクトルDBなど“ストレージ依存型AI”の普及

・GPU当たりのストレージ容量が世代ごとに増加

キオクシアはNAND専業メーカとして、このAIストレージ需要の中心に位置する。

 

NAND価格の回復がAIサーバ事業の利益率を押し上げる

決算では、NAND価格が2024年後半に底打ちし、2025〜26年にかけて緩やかな回復基調に入ったことが確認されている。AIサーバ向けSSDは高付加価値製品であり、価格上昇と出荷量増加の相乗効果により、利益率が大幅に改善、さらに、Samsung, SK Hynix, Micronなどの競合がHBM増産に精鋭資源を集中させているため、NANDの供給がタイト化しており、価格支配量が上昇という構造もキオクシアに有利に働いている。

●AIサーバ向け製品ライン(CM9/LC9シリーズ)が成長領域に:キオクシアは中長期戦略で、2029年までにNNAND需要の約半分がAI関連になるとみており、AI向けSSD( CM9, 122TB級LC9など)を重点領域に位置づけている。今回の決算でSSD・ストレージ売上比率は55%に達し、AIサーバ向けが事業の中心にシフトしつつあることが明確化。

Appendix:キオクシアホールディングスが2026年3月期決算を発表し、売上高は前期比37%増の2兆3376億円と初の2兆円超えを達成した。AI向けデータセンター需要を追い風にNAND型フラッシュメモリーの販売が急拡大し、営業利益は92.7%増の8703億円、最終利益は2倍の5544億円と過去最高を更新。1〜3月期の平均販売単価は前期比2倍以上に跳ね上がり、3カ月で前年度通期を超える営業利益を稼ぎ出した。2027年3月期第1四半期の最終利益は前年同期比48倍の8690億円を見込む。同社は米国でのADR上場準備も進めており、AI特需を背景に時価総額はソニーやファーストリテイリングを上回る水準に達している(ソース:Finance BigGo)

 

 

椿 匡之

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