シカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange、CME)は6月10日、ホームページ上で、「原油と金の小規模取引に対して24時間365日サービスを始める」と発表した。原油は8月30日、金は7月26日からサービスを開始する。取引需要の急増に対応し、投資家のリスク軽減も目指す。
プレスリリース:CME Group Adds Smaller-Sized, 24/7 Contracts for WTI Crude Oil and Gold - CME Group
新サービスは、CMEグループの既存のマイクロWTI (ウエスト・テキサス・インターミディエート) 先物の1/10規模の原油と1オンスの金が対象。実施後は現金決済で、それぞれニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)とニューヨーク商品取引所(COMEX) に上場される。新サービスは現在、開始について規制審査中。CMEは新サービスについて、「小規模で24時間利用可能な規制内の商品の取引を行うことで、トレーダーはニュースが出た時にすぐに取引してリスクを管理できる」と利点を強調した。
CMEはまた、発表資料で、原油と金の取引が地政学的リスクの高まりを受けて急増していることをサービス増強の理由に挙げた。特に原油は中東紛争の発生後、取引需要が急増。仮想通貨のハイパーリキッド(Hyperliquid)を経由するなど、規制外での24時間取引が人気化し、CMEとしては競争が激しくなっていた。