神戸製鋼所は12日、電流検出に用いられるシャント抵抗器用途向け新銅合金「KCAR™44(Cu-Mn-Ni系)」を開発し、顧客による評価を目的としたサンプルの出荷を開始したと発表した。
新たに開発したKCAR™44は、抵抗温度係数が±20ppm/K(20~50℃)と温度変化に対する抵抗値の変動が小さく、使用環境の温度が変わっても電流値を安定して正確に測定することができる。また、体積抵抗率は44μΩ・cm(代表値)と、従来のシャント抵抗器材料と同等の抵抗特性を維持。既存設計を大きく変更することなく適用可能だ。加えて、高温使用環境での安定性を高めている点も大きな特長といえる。
同材料は、自動車分野ではBMS(バッテリーマネジメントシステム)や電動コンプレッサ、産業分野ではパワーモジュール、電源装置、電動工具、サーバー電源等への採用を想定している。
(IRuniverse K.Kuribara)