豪州ではこの度、GECA (Good Environmental Choice Australia)とオーストラリアリサイクル協議会(ACOR)が共同で作成していた、豪州初となるリサイクル施設向けの国家基準「オーストラリア・リサイクル施設(ARF)基準」が発表された。
業界やステークホルダーとの協議を経て策定されたというこのARF基準は、施設や立地によってパフォーマンスが異なることを踏まえた上で、リサイクル施設を施設ごとに評価するための独立した枠組みを提供するもの。環境管理、運営パフォーマンス、透明性、安全衛生、および社会的責任におけるベストプラクティスを支援するという。
GECAは声明の中で、現在、41パーセントにのぼる豪州国民が、自分が出したリサイクル品が適切にリサイクルされていると感じていない、という最近の調査結果を示し、豪州リサイクル業界の透明性と信頼性における課題を指摘。施設のパフォーマンスに対する独立した検証を提供することで、今回の新基準が豪州リサイクルシステムへの信頼強化に寄与するとの考えを示している。
全国的に認められた基準を設定し、各施設に基準達成を求めることで、豪州のリサイクルシステムの強化に寄与することができることに加えて、この基準に基づき認証を受けた施設側は、自分たちが豪州循環型経済への真の貢献を果たしていることを、顧客、政府、サプライチェーンのパートナーに対して証明できるようになる。なお、これらの施設は、独立した第三者機関による評価を受けることになるという。
さらに、GECAが重要な点として強調しているのは、このシステムが豪州産リサイクル材への需要強化にも繋がるという点。買い手が材料の処理方法に信頼を持てるようになることによって、より適切な調達判断が促され、循環型経済全体への投資活性化にも繋がるとの見解を示している。
ARF認証取得のための申請は現在受付中。業界をリードする姿勢、真のリサイクル成果、および運営の独立した検証を示したいと考えているリサイクル施設からの応募が望まれている。
詳細はこちら→
https://www.geca.eco/australian-recycling-facilities