Loading...

米黒鉛のノボニックス、増資で23億円を調達 パナエナジー向け生産拡大を計画か

2026/06/18 20:03
文字サイズ

 黒鉛(グラファイト)生産の米ノボニックス(Novonix Limited )は6月17日、上場する オーストラリア証券取引所(ASX)で、「第三者割当増資により2070万豪ドル(約23億円)を調達する」と発表した。同社はパナソニック・エナジーと長期供給契約を結ぶ。増資はパナエナジー向けの需要拡大に対応したとみられている。

 

プレスリリース:9226b1c4-8f98-4d1d-b60e-bc952897b324.pdf

 

 発表によると、ノボニックスは1株当たり0.16豪ドルで新株を発行し、機関投資家に割り当てる。割当価格は6月15日のASXでの同社株価格(0.24豪ドル)に比べ33.3%、同日までのボリューム加重平均価格(0.23豪ドル)に比べ31.2%それぞれ安い水準。

 同社は同時に、豪州時間6月16日午後7時時点で同社株を保有するオーストラリアとニュージーランドの株主を対象に、同じ0.16豪ドルで最大3万ドル相当の同社株を買い足す権利を与える。権利の行使期間は6月22日から8月14日まで。

 

 ノボニックスを巡っては、豪マーケットニュースのスモール・キャップス(small caps)が6月11日に、「合成グラファイト陽極活性材料(AAM)の大量生産認証Cサンプルをパナソニック・エナジーに納品した」と伝えたばかりだった。両社は2024年2月に長期供給計画を結んでいる。

 

関連記事:週刊バッテリートピックス 「パナエナジー黒鉛調達」「山手線火災で廃棄に関心」など

 

  ノボニックスは米テネシー州の工場で電池向け黒鉛を生産する。輸入品ではなく北米産の電池向け黒鉛を生産するのが目標で、米政府が掲げる脱中国依存方針の一翼を担う。今回納入のサンプルはパナエナジー側の検証待ちで、量産は2027年下期になるとも伝わった。増資は生産需要の拡大を見込んだものとの見方が広がっている。

Kure

関連カテゴリ

関連記事

新着記事

ランキング