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【貿易統計/日本】 2026年4月のE-Waste輸出入推移一覧表
為替相場推移 TTS 3か月
■輸入分析(数量)
4月単月は1万6,532トンと、前月(1万5,704トン)から増加し、前月比105%と反発した。前年同月比でも102%と前年を上回り、輸入は底堅い推移が続いている。
国別では、オランダ(3,961トン)が引き続き最大の供給源となり、台湾(2,512トン)は前月比143%と大きく増加した。カナダ(829トン)やスウェーデン(455トン)も回復が目立つ一方、米国は2,112トンと前月比106%ながら前年を下回った。
総じて、4月はアジア・欧州双方からの調達が持ち直し、累計(1~4月)は6万9,783トン(前年比107%)と前年を上回った。供給先の分散が進む中、輸入は緩やかな回復基調を維持している。(表―1、グラフ―1)。


■輸入金額
4月単月の輸入金額は281億54百万円と、前月(332億39百万円)から前月比85%へ減少したものの、前年同月比では135%と大幅増を維持した。
国別では、米国(40億22百万円)と台湾(40億03百万円)が引き続き高水準を維持し、韓国も21億79百万円と堅調だった。一方、インドネシアは25億28百万円と前月をやや上回ったものの、累計では前年を大きく下回る状況が続いている。
「その他」は126億45百万円と依然最大のカテゴリーを占め、供給先の多様化が全体を下支えしている。総じて、4月は3月の反動で金額は一服したものの、欧米・アジア・その他地域からの分散調達を背景に、輸入は前年を上回る回復基調を維持している。「その他」は126億45百万円と引き続き最大カテゴリーを占めた。内訳ではブラジル(15億09百万円)が最大で、タイ(10億59百万円)、ポーランド(9億45百万円)、マレーシア(9億04百万円)、ドイツ(8億54百万円)、ベトナム(8億09百万円)が続き、東南アジア・欧州・中南米にまたがる調達先の多様化が進んでいることがうかがえる。(表―2、グラフ―2)。


■輸入CIF単価(3月→4月)
輸入CIF単価は、全体平均で3月のキロ2,117円から4月は1,703円へ低下し、前月比80%と反落した。数量は前月比105%と回復した一方で単価は低下しており、高付加価値品の比率低下が平均単価を押し下げた。
国別では、韓国が4,064円から3,047円、台湾が2,379円から1,594円へ低下した一方、米国は1,776円から1,905円へ小幅上昇した。オランダ(609円)、スウェーデン(673円)は引き続き低位で安定推移となった。
高単価グループでは、インドネシア品が1万329円から8,026円へ低下し、スペイン品も3万9,845円から1,707円へ急低下した。4月は円安が円建て単価の下支え要因となったものの、高単価案件の減少や調達構成の変化による影響がこれを上回り、全体として単価は調整局面となった。(グラフ―3、4)。


主要税関別数量・CIF(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績
主要国別税関別数量・CIF(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績

■今後の展望
4月は数量こそ回復したものの、金額・CIF単価はともに前月から低下し、高単価案件の減少が鮮明となった。一方で、輸入はオランダを軸に米国、台湾など複数地域へ分散する構造が維持されており、調達基盤は引き続き底堅い。
国内リサイクル業界では原料確保ニーズの強さから輸入依存が続く一方、電子部材需要の先行き不透明感を背景に在庫積み増しには慎重姿勢が続く見通し。今後は数量は緩やかな回復基調を維持する一方、単価は高付加価値品の流入状況や為替(円安)の影響を受けて変動しやすく、「数量回復・価格調整」の局面が続く公算が大きい。
■輸出分析(数量)
4月単月の輸出数量は134トンと、前月(85トン)から増加し、前月比158%と反発した。ただし前年同月比では30%にとどまり、依然として前年水準を大きく下回っている。
主力の韓国向けは133トンで、前月比162%と増加したものの、前年同月比では30%に低迷。輸出のほぼ全量を韓国向けが占める構図に変化はなく、その他向けはゼロとなった。
累計(1~4月)は452トン(前年同期比28%)にとどまり、基調としては低水準が継続。総じて、4月は3月からやや持ち直したものの、韓国一極依存と前年割れの縮小基調は変わらず、輸出はなお不安定な局面にある。(表―1、グラフ―1)


■輸出分析(金額)
4月単月の輸出金額は9億63百万円と、前月(20億55百万円)から減少し、前月比47%と反落した。ただし前年同月比では160%と前年を上回る水準を維持した。
国別では、英国向けが5億21百万円と引き続き最大であったものの、前月比34%へ減少。一方、ドイツ向けは3億47百万円と前月比674%の大幅増となり、韓国向けも95百万円へ増加した。その他向けはゼロ、米国向けも引き続き実績はなかった。
累計(1~4月)は39億58百万円(前年同期比151%)と前年を上回る一方、英国やドイツ向けのスポット案件が全体を左右する構図に変化はなく、輸出金額は引き続き変動の大きい展開が続いている。(表―2,グラフ―2)


■輸出FOB単価(3月→4月)
輸出FOB単価は、韓国向けが3月のキロ787円から4月716円へ低下した。数量は82トンから133トンへ増加したものの、単価はやや弱含みとなっている。
一方、全体平均は3月のキロ2万4,180円から4月7,187円へ急低下した。3月に見られた英国・シンガポール向けの超高単価スポット案件が剥落し、4月は全体単価が大きく正常化した格好である。
4月の高単価案件としては、ドイツ向けが1トン、3億47百万円、キロ34万7,072円となり、全体平均を押し上げた。ただし英国向けは金額5億21百万円が計上されたものの、数量がゼロ扱いのため単価評価にはなじまない。
4月は円安が進行したものの、案件構成の変化による押し下げが大きく、為替による押し上げ効果は限定的だった。輸出単価は引き続き、通常の韓国向け低単価ロットと少量・高額案件の有無に左右される不安定な構造にある。(グラフ―3)

主要税関別数量・FOB(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績
主要国別税関別数量・FOB(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績
(IRUNIVERSE S. Aoyama)