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2026年6月LME銅相場&国内銅建値の推移 14,000ドル台回復も失速 ドル高と中国需要懸念で月後半は調整色

2026/07/01 15:50
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2026年6月LME銅相場&国内銅建値の推移 14,000ドル台回復も失速 ドル高と中国需要懸念で月後半は調整色

2026年6月のLME銅相場&在庫、国内銅建値の推移は以下表の通り。

基準となるLME銅相場の動きは高値圏を維持したものの、月後半に調整色を強めた。月前半はAI・データセンター向け電力インフラ需要への期待やLME在庫の継続的な減少、COMEX市場の高プレミアムを背景に買いが優勢となり、一時14,000ドル台を回復する場面もあった。しかし、その後は米FOMCを受けたドル高進行や米長期金利の上昇、中東情勢の緩和によるリスクプレミアムの後退、利益確定売りが重石となり反落。月末には13,300ドル台まで下落し、高値圏を維持しながらも調整局面入りを印象付けた。 
月初はAI関連投資拡大期待を背景に一時14,056ドルまで上昇し、COMEX市場では米国向け輸入需要を反映した高水準のNYプレミアムやLME在庫減少が相場を支えた。その後も一時13,800ドル台まで持ち直す局面はあったものの、FOMC後のタカ派姿勢を受けたドル高や半導体株安、中国需要への警戒感から売りが優勢となり、23~24日には一時12,989.5ドルまで下落。月末は13,300ドル台へ戻したものの、COMEXプレミアムは大きく縮小し、米国市場の逼迫感もやや後退した。一方、LME在庫は減少基調を維持しており、需給面は引き続き相場の下支え要因となった。

キャンセルワラント比は前月30%から30%に急上昇、プレミアムを追ったCOMEXへの流出を示現した。


LME銅相場セツルメント($/トン)推移 3カ月

 


為替円(USD TTS)
6月のドル円は、FRBのタカ派姿勢や米長期金利の上昇を背景に円安が進行し、161円台後半まで上昇した。 月前半は米雇用統計や底堅い米景気を背景に160円台へ乗せ、中旬にはFOMC後のドル買いから161円台後半まで上伸。その後も高水準を維持し、月間HIGHは26日の162.90円、LOWは2日の159.87円となった。月平均も前月を上回る円安水準となり、国内非鉄建値を強く押し上げた一方、162円近辺では為替介入への警戒感も意識された。

 

国内銅建値
国内銅建値は6月前半に過去最高圏まで上昇した後、月後半は調整色を強めた。月初はLME銅が14,000ドル台を回復したことを受け、3日に2,330円まで引き上げられ過去最高値を更新。その後はLME銅の反落を受けて8日に2,260円、10日に2,250円へ引き下げられた。
中旬にはLME銅が13,800ドル近辺まで持ち直し、ドル円も161円台へ円安が進行したことから、16日に2,290円へ再引き上げ。しかし、その後はドル高進行や中国需要懸念を背景にLME銅が13,000ドル台前半まで調整し、22日に2,280円、24日には2,240円へ引き下げられた。
LME在庫の減少基調や円安は引き続き国内価格を下支えしたものの、COMEXプレミアムの縮小やLME銅の調整を受け、月後半は高値修正色を強める展開となった。月末建値は2,240円と、なお高水準を維持したものの、史上最高値更新局面からは一服する月となった。
月間平均は2273.50円となり、前月平均2,244.10円に対して39.4円高と2カ月連続上昇した。

LME銅相場($/トン)・国内建値(JPY/kg)推移1カ月

 (2026年5月から2026年5月のLME銅相場&在庫の推移)

   (為替相場推移一覧)

国内建値推移(JPY/Kg)


 (IRUNIVERSE S. Aoyama)

 

青山 雫

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