2026/07/10 21:48
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中東情勢の緊迫化やそれに伴う中国の硫酸輸出規制を背景に硫酸市況は、依然、上昇基調を見せている。指標となる日本のFOB価格は10日現在、5月下旬比80ドル高の380ドルの水準にある。歴史的な供給制約を要因に、同時期オファーベースで500ドルという価格帯も見られたが、成立には至らなかったようだ。6月中旬に米国とイランの間で戦闘終結に向けた覚書が成立したことや、物流の改善により長期契約分の硫黄が仕入れやすい状況になったことで、楽観シナリオも一部では流れ始めている。しかし、7日には、米国財務省が覚書に含まれている石油関連の制裁解除措置を撤回し、イラン側の拠点を襲撃、8日は同国も報復攻撃を行っており、完全な安定供給にはほど遠い模様だ。
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