Loading...

米アルコア、26年アルミナ生産計画を下方修正 サイクロンで、豪州産アルミナ値上がり

2026/07/17 16:17
文字サイズ
米アルコア、26年アルミナ生産計画を下方修正 サイクロンで、豪州産アルミナ値上がり

 米アルミニウム生産のアルコアは7月16日、自社ホームページ上で発表した2026年4-6月期の決算資料の中で、「酸化アルミニウム(アルミナ)の2026年生産見通しを下方修正する」と発表した。同社のオーストラリアの精錬所にサイクロンの影響が出たため。足元では豪州産アルミナ価格が値上がりしている。

 

プレスリリース: Alcoa | Alcoa Corporation Reports Second Quarter 2026 Results

 

 発表によると、アルコアは2026年のアルミナ生産予測を950万-960万mtと、4月時点(970万-990万mt)から下方修正した。出荷量は1150万―1160万mtで、やはり4月時点(1180万-1200万mt)から引き下げた。金属のアルミの生産量と出荷量は変更なし。

 アルコアによれば、生産減少は同社が豪州西部で運営するピンジャラ精錬所の生産量が減少したため。豪州は3月、非常に強いサイクロンの「ナレル」が上陸し、港湾封鎖によりLNGなどの供給が混乱した。ピンジャラ精錬所も燃料が不足したという。

 アルミナ市場では、供給不安がジワリと広がっている。豪州産アルミナ価格は7月17日に高値$330.21/tonと、2025年9月以来の高値を付けた。

 

過去3か月間の豪州産アルミナ価格の推移(FOB Australia)($/ton)

 

 もっとも、アルコアにとって豪州の精錬事業はもともと負担感も強い。ピンジャラ精錬所は1972年始動の古い精錬所で、操業効率が良いとは言えないうえ、豪州は電力や人件費などのコストも高いためだ。中国産の低価格アルミナの価格攻勢が激しい中、アルコアは2025年秋にやはり豪州で運営するクウィナナ・アルミナ精錬所を閉鎖したばかりだった。

 

関連記事:米アルコア、豪アルミナ精錬所を恒久閉鎖 設備老朽化で、価格回復も間に合わず

Kure

関連カテゴリ

関連記事

新着記事

ランキング