2026年7月21日~7月26日のバッテリー業界では、太陽電池の実験が活発だった。ソフトバンクが離島の基地局でカルコパイライト太陽電池の実験に取り組む。パシフィックコンサルタンツは斜面でのペロブスカイト太陽電池の実験を終えた。新型電池やリサイクルの動きも目立つ。海外ではLGエナジーがナトリウムイオン電池への注力を始めた。
<国内>
●福島・いわきで燃料電池教室 10月に小学生対象
昨年の燃料電池教室のチラシ(部分)

(出所:一般社団法人いわきバッテリーバレー推進機構ホームページ)
東洋システム(本社:福島県いわき市)など福島県内の複数企業は10月3-4日、福島県いわき市で小学生向けの「燃料電池教室」を開催する。定員250人で8月24日まで参加者を募集する。開催は今回で10回目。
プレスリリース:2026年 燃料電池教室キックオフミーティングが開催されました | 充放電試験装置・電池試作設備・安全性評価装置・電池パック・電流センサーなら東洋システム株式会社
●ソフトバンク、基地局でカルコパイライト太陽電池を実験
ソフトバンクグループは7月23日、自社ホームページ上で、「東京都の離島にある基地局で、カルコパイライト太陽電池の実証実験を行う」と発表した。
PXP製のカルコパイライト太陽電池を基地局の鉄塔、周辺のフェンス、倉庫の壁面および屋根、地面の合計4カ所に設置し、通信用電力として使えるかどうかを検証する。実験期間は2027年5月-2028年12月。

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●東京製鐵、九州工場で廃乾電池のリサイクル開始
東京製鐵は7月23日、九州工場で廃乾電池のリサイクルを開始したと発表した。
●パシフィックコンサルタンツ、遊水地でのペロブスカイト太陽電池の実験完了
建設コンサルタントのパシフィックコンサルタンツ(本社:東京・千代田)は7月21日、愛知県の遊水地で実施していたペロブスカイト太陽電池などの実証実験を完了したと発表した。実験期間は2025年7月-2026年3月で、堤防法面での実効性を確認した。

●MKタクシー、本社ガレージにバナジウムの蓄電池

タクシー大手のエムケイグループ(本社:京都市)は7月21日、PR Timesを通じ、「京都市の本社ガレージにバナジウムイオン電池エネルギー貯蔵システム(VIB ESS)を設置した」と発表した。ガレージへのVIB ESS設置は日本初。
プレスリリース:日本初導入!MKタクシー本社ガレージに次世代蓄電池を設置。「バナジウムイオン電池エネルギー貯蔵システム」オープニングセレモニー実施 | エムケイホールディングス株式会社のプレスリリース
●住友化学、28年に全固体電池向け電解質を生産へ・日経報道
住友化学が全固体電池向けの新たな電解質を2028年度にも量産する計画だ。日本経済新聞が7月20日に伝えた。
●「TECHNO-FRONTIER 2026」開催、LFPなど展示
次世代技術の展示会「TECHNO-FRONTIER 2026」が7月15日-17日、東京ビッグサイト(東京・有明)で開催された。車載電池関連では、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池の性能向上の展示があった。
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<海外>
●ガボン、マンガンの国内加工で仏エラメットと合意
西アフリカのガボン共和国政府は7月21日、ホームページ上で、「フランス資源大手エラメットとの間で、電池材料にもなるマンガンのガボン国内での処理に着手することで合意した」と発表した。同国は2025年、2029年からマンガン鉱石の輸出を停止する計画を発表済み。
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●韓国LGエナジー、ナトリウムイオン電池の主工場を建設へ・現地報道
韓国LGエナジーソリューションは、同国中部の忠清北道の工場に、ナトリウムイオン電池の「マザーライン」を年内に構築する。韓国経済メディアのThe Elecなどが7月20日に伝えた。
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●中国、電池製品への消費税再開 11年ぶり
中国財政省など中国政府の3部門は7月16日、電池製品への消費税を約11年ぶりに再開すると発表した。