大手3社(Samsung・SK hynix・Micron)の2026年Q2決算が出揃った結果、DRAM・NANDともに“深刻な供給不足(アンダーサプライ)”が7月末時点でさらに強まっていることが明確になりました。 特に HBM・高容量DDR5へのウェハ再配分が加速し、PC/モバイル向け汎用品の供給は7月も改善せず、8月にかけてさらにタイト化する見通しです。
7月末時点:大手メモリメーカーQ2決算が示すDRAM/NAND需給バランス
1. Samsung:AI需要で供給不足が年内継続(7/30決算)
「AIインフラ向け需要が強く、2026年は供給不足が続く」と明言。
DRAM/NAND ASPはQ2で大幅上昇(DRAM +40%台、NAND +60%台 QoQ)。
HBM4売上はQ3に3倍へ、ウェハ配分はHBM/DDR5へ集中。
PC・モバイル向けは供給減少 → 価格上昇圧力が継続。
2. SK hynix:AI向け投資50%増、汎用品の供給は改善せず
AI需要対応のためCapExを50%増と発表(7月末)。
HBM優先でクリーンルームの再配分が進み、 → DDR4/LPDDR4など汎用品の供給はむしろ悪化。
3. Micron:DRAM/NANDともに“構造的供給不足”を明言(3月決算)
Q2でDRAM売上 +207% YoY、NAND +169% YoY。
「供給制約は2028年まで続く」「新規キャパは2028年後半まで立ち上がらない」と明言。
7月末時点でもこの構造は変わらず、 → AI向け需要が汎用品の供給を圧迫。
