ニデックは4日、品質に関する不適切行為の疑いについて、外部専門家で構成される調査委員会の報告書を公表した。
調査報告書では、品質に係る不適切行為として 4M変更違反や試験・検査結果の改ざん・ねつ造や検査・製造条件違反、規格外品・未承認品の使用・出荷、部品・材料に関する記録の作成・管理違反が認定されており、加えて製品の産地表示等に係る不適切行為も確認された。
また、同報告書では、①規模拡大に見合う経営体制の整備が遅れる一方で、事業の実態に見合 わない短期的な業績目標の達成やコスト低減が強く求められていたこと②各事業における品質 リスクの把握・評価及びモニタリング並びに事業承継及び生産移管に伴う移行管理が十分ではなかったこと③コスト低減が求められる中で品質保証に必要な人材等の資源を十分に確保できず、また、品質保証部門による独立した牽制機能が十分に機能していなかったこと――などの問題が指摘されている。
同社は、品質コンプライアンス研修を展開するとともに、 品質保証組織の権限・機能強化に向けた制度及びプロセスの改革として、グローバル品質保証 規程を改訂。各事業本部・グループ会社の品質保証責任者が出荷停止権限を有することなどを周知・徹底していく方針だ。また、グローバル品質統括部門による品質監査を実施し、規程の準拠状況を継続的に確認していくとしている。
【報告書は同社HPに掲載】
ニデックグループにおいて確認された品質不適切行為等に関する調査報告
(IRuniverse K.Kuribara)