JX金属は19日、JX金属サーキュラーソリューションズ(JXCS)がリネットジャパングループの実施する第三者割当増資を引き受けるとともに、同社との間で資本業務提携契約を締結すると発表した。JXCSは3.5億円を出資し、リネットジャパン株式の2.4%を取得する予定。
同提携を通じて、資源循環の「入口」である回収に関するネットワークと知見を持つリネットジャパンと、「再資源化」のための製錬・リサイクル技術・ノウハウを持つJX金属グループの、それぞれの強みを生かした連携を進め、国内資源循環のさらなる高度化を図る。リネットジャパンが回収・分解した使用済み小型家電から得られる廃電子基板や使用済みリチウムイオンバッテリーなどについて、個々のリサイクル原料の特性を踏まえた効率的な再資源化に取り組む。
リネットジャパンは、小型家電リサイクル法に基づき環境省・経済産業省の認定を受けた事業者として、適正な管理のもと、宅配便を活用した使用済み小型家電の回収サービスを全国で展開。全国770以上の自治体との連携協定に加え、メーカー、販売事業者、EC事業者などとの協業を通じ、使用済み製品を回収する幅広いネットワークの構築を進めている。
一方、JX金属グループは、銅製錬事業で培った高度な技術と知見を活用し、廃電子基板や使用済みリチウムイオンバッテリーなどから銅やレアメタルを効率的に再資源化している。また、リサイクル原料の特性に応じた処理を行い、有用資源を効率的に回収するための、製錬・リサイクル技術と事業基盤を有している。
なお、リネットジャパンは、SGホールディングスからも出資を受け、同社との間で資本業務提携契約を締結しる。リネットジャパンの回収基盤、SGホールディングスグループの全国規模の物流ネットワーク、JX金属グループの製錬・リサイクル技術をそれぞれ生かし、資源循環のさらなる拡大を目指す。
(IRuniverse K.Kuribara)