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JBICとみなと銀行、航空機部品加工のオオナガ(兵庫)へ25万ドルを協調融資——ベトナム拠点での特殊工程内製化を支援

2026/10/23 14:24 FREE
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国際協力銀行(JBIC)は2026年10月19日、航空機部品加工を手掛ける株式会社オオナガ(本社・兵庫県加古郡稲美町、代表取締役・大長勝氏)との間で、同社のベトナム事業向けに17万5000米ドルの融資契約を締結したと発表した。契約は10月16日付。みなと銀行との協調融資として実施され、両行からの融資総額は25万米ドルとなる。

■ 資金使途とサプライチェーン強化の狙い 調達された資金は、オオナガのベトナム現地法人「ONAGA VIETNAM ONE MEMBER COMPANY LIMITED」が実施する航空機部品の製造・販売事業に充当される。同社は今回の資金提供を受け、ベトナム拠点において航空機部品製造時の「特殊工程」の内製化などを進める計画だ。

本件は、JBICが地域金融機関であるみなと銀行と連携し、日本の中堅・中小企業による海外事業展開を金融面から支援する取り組みの一環となる。航空機産業において重要となる特殊工程を海外拠点で内製化することは、日本のものづくりを支える中小企業のアジア地域におけるサプライチェーン強化と、国際競争力の向上に寄与することが期待されている。

■ エンジン・脚部品を支える高度な「難削材」加工技術 融資対象となったオオナガは、航空宇宙産業をはじめとする特殊部品分野で高い技術力を持つ。同社の主力製品は、推進力を生み出し超高温・高圧に耐える「エンジン部品」や、離着陸時の巨大な衝撃と機体重量を支える重要保安部品「脚部品(ランディングギア)」など、極めて高い精度と耐久性が要求される中核部品である。

同社の最大の強みは、非鉄金属および難削材の精密加工技術にある。チタン合金に加え、インコネルやハステロイといったニッケル基・コバルト基の超耐熱合金、2相系を含むステンレス全般、高硬度鋼(HRC65まで)など、通常の金属加工では切削が困難な素材を高精度に加工するノウハウを有する。

また、航空宇宙・防衛産業に特化した厳格な品質マネジメントシステム規格「JIS Q 9100」を取得。世界標準の品質基準とトレーサビリティを確保している。生産現場では、最新の3軸・5軸マシニングセンタやNC旋盤による多軸加工と、長年培われた職人の手加工を融合。特殊合金材料の調達から機械加工、製缶、検査、納品に至るまでを自社の生産管理システムで一貫して請け負う「ワンストップ体制」を構築しており、顧客のリードタイム短縮やコスト競争力の強化にも大きく貢献している。

YT

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