JX金属は5日、高純度硫酸銅「ユピノーグ」の需要拡大に対応するため、当社茨城事業所(日立地区)内に製造ラインを増設し、生産能力を2026年度上期比で約50%引き上げると発表した。新設備は2027年度下期より順次稼働を開始する。
「ユピノーグ」は同社独自の高純度化処理技術によって製造される高純度硫酸銅。鉱石由来や排液由来の一般的な硫酸銅と比較して極めて低い不純物レベルを実現しており、高純度品の安定供給が可能となる。これまで、プリント基板のスルーホール・ビアフィル用銅めっき液や半導体製造におけるダマシンプロセス向け材料として、多くの顧客に採用されている。
同社によれば、足元では生成AI向けを中心とした先端半導体需要の拡大を背景に需要が増加しており、今後も成長が継続すると見込んでいるという。特に半導体の高性能化・高集積化を支える先端パッケージング分野や、HBM(High Bandwidth Memory)などに用いられる高品質な銅めっき材料への需要が急激に高まっており、今後もこの成長トレンドは継続する可能性が高いという。

(IRuniverse K.Kuribara)