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ハンガリーからの風#2 BIRブダペスト2019 中国のスクラップ輸入規制の行方

2019.10.17 09:52

写真 BIR (Bureau of International Recycling )主催による2019年ワールドリサイクリングコンベンションがブタペストで10月14日から15日まで開催されたが、本日は非鉄メタル部門リサイクルにおけるディスカッションを報告する。

 

 一番の関心の的は、中国のスクラップ輸入規制の行方だが、BIR非鉄メタル部門理事会メンバーであるOmni Source Corporation社の Shen Dong 氏の現状報告によると、ライセンス枠に関する不透明さは、スクラップ貿易に大きな影を投げ続けている。今現在もまだ中国政府は、2020年にはスクラップ輸入を禁止する方針で進めており、輸入枠の量についてもはっきりしていない。

 

 今年7月に中国政府が施行した規制政策は、業界へ多くの疑問と大きな懸念を投げかけている。この輸入規制で、第3四半期のライセンス枠は、銅はおよそ24万トン、アルミニウムが35万トンであった。第4四半期については、9月3週目の時点では、まだほとんどライセンスは発行されていない状態だ。第4四半期では、最終的に第3四半期枠の50%以下になるのではという噂も立っている(あるいは80%カット)。もしこれが、現実となれば、中国国内のメタル生産者には大きな打撃となるが、その一方でその一方で、東南アジアに大規模な市場を開くことにもなる。

 

→(関連記事)中国 再生用の金属原料国家規格を定めてスクラップとは異なる定義へ

 

 中国に関しては「予測のつかない国」という見方が圧倒的であり、専門家も具体的な予測をあえて避けている感がある。非鉄メタルスクラップのカテゴリーがどう変更されるのか懸念の的であるが、目下のところは、中国政府の公式な発表を待つしか術はないようだ。

 

 中米貿易摩擦の状況と強化が続く中国の環境政策規制という要因は、各国の非鉄メタル業界市場を揺るがせている。加えて、サウジアラビアでの軍事問題や長引く香港の抗議デモなどのマクロファクターも産業界に大きく影響しており、「過去の打撃」が癒えぬ間に、「新しい打撃」を加えている状況だという。

 

 業界は、フラストレーションを抱えながら、現在足踏みをし続けている状態のようだ。

 

 

(IRuniverse Yukari SCHNZ)

 

 

Source:BIR World Mirror: Non-Ferrous Metals, Issue No.162-September-October

 

 

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