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民生電子機器出荷事情#7 コロナ禍の巣籠り需要増 4月も大型テレビ出荷続伸

2020.05.28 10:45

 先月7日に日本政府が出したコロナ禍に対する緊急事態宣言に伴い、4月から市民生活の巣籠り生活が一層本格化した。経済全般が落ち込む中、一部、巣籠り需要が生まれた。民生用電子機器でも、国内の大型テレビの出荷台数とETCは、落ち込まず増加し続けた。

 

 

グラフ【1】薄型テレビ 50インチ以上テレビ出荷好調持続

 電子情報技術産業協会(JEITA)が5月27日公表した4月の民生用電子機器国内出荷統計によると、日本の薄型テレビの出荷台数は前月より23.1%減の35.2万台だった。前年同月比6.0%増加した。3ヶ月ぶりにプラスに転じた。また、4月までの同累計出荷台数は、147.5万台と、前年の同累計と同じだった。

 

 3月の出荷プラスを牽引したのは、大型テレビである。29型以下の出荷台数は、前年同月比31.9%減の4.7万台にとどまり、昨年の消費税の反動が抜けず低迷が続く。一方、30インチ台が前年同月と同じ8.7万台、40インチ台が同16.2%増の11.5万台と、人気の大型サイズで出荷台数が増加した。

 

 そして、50インチ以上の大型のテレビの4月の出荷台数は期末だった前月より約4万台減らしたが、前年同月実績より34.2%増の10万2千台だった。前年同月実績を上回った月が、ついに28か月連続となった。ただ、気になるのが、4月の有機ELの出荷台数が1.8万台で、前年同月比5.8%増加と一桁パーセントの伸びにとどまった。今、薄型テレビは、大型だけでなく、更にハイグレードな画質として有機ELの人気が高まってきている。期末3月の出荷増の反動で4月は、元々出荷台数が減る。5月以降の有機EL出荷の動向に注意したい。

 

 テレビ関連の民生用電子機器として、前月、久々に出荷台数の前年同月実績を上回ったBDプレーヤーと、BS/CSアンテナだが、4月は再びマイナスに転じた。特にBDプレーヤーのマイナス幅が大きかった。

 

 

グラフ【2】クルマ関連電子機器、カーAVメインユニット出荷激減

 前月まで好調だったカーナビに代わるカーAVメインユニットだったが、4月に入って出荷が激減した。4月の同出荷台数は、17万8千台だった。前年同月比19.1%減少した。8か月ぶりにマイナスに転じた。

 

 出荷の減少理由として、パイオニアやクラリオンなどカーAV機器を生産する工場は、政府が出した4月の緊急事態宣言と前後して、生産ラインも止めて在宅勤務が増えたためと見られる。一部のメーカでは、COVID-19の感染拡大によるカーAV機器の需要減少を理由に挙げているところもあった。カーナビの需要は、昨年前半を境に減っている。これはCOVID-19とは関係ない。また、カーAV機器の需要は落ち込んでいない。販売店も含めてCOVID-19に対する対応を備えた供給体制が確立していれば、販売が増えていた可能性が高い。

 

 何故なら、ETC2.0の出荷台数は増加しているからである。4月の同出荷台数は、7万1千台。2月、3月と続いた10万台超えは途絶えたが、それでも前年同月比2.9%増加した。24ヶ月連続で前年同月の出荷台数実績を上回った。

 

 3月以降、外出自粛に伴い都心部では、クルマの走行台数が極端に減った。ただ、地方では、あまり減っていない。新車販売台数は減ったが、果たしてクルマ向け電子機器など小物の需要も減っていたのだろうか。

 

 

(K.AKIYAMA)

 

 

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