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20年5月の鉱工業生産指数 自動車、鉄鋼、非鉄で落ち込み深く

2020.07.01 09:28

 経済産業省が30日発表した5月の鉱工業生産指数速報(2015年=100、季節調整済み)は前月比8.4%低下し79.1だった。低下は4カ月連続。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、生産は最低水準が続く。経産省は基調判断について「生産は急速に低下している」に据え置いた。

 

 

グラフ

 

 

 08年のリーマン・ショックの際は統計の基準年が異なるため単純比較はできないものの、今回の水準は当時の09年2月(78.0)、09年3月(79.0)と並ぶ低さだ。リーマン・ショックの影響が深刻だった09年3月(79・0)以来の低水準で、経産省の担当者は「まれに見るショックの影響を受けている」。業種別の生産指数は、全15業種で低下した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国内外での需要減の影響が幅広く出た。

 

 主要企業に聞いた先行き予測は6、7月とも大幅上昇を見込む。だが、経産省の担当者は海外の需要回復は今後も不透明だとして「(指数が)勢いよく戻るとは考えにくい」と見る。下げ幅は4月のマイナス9.8%より縮小した。経産省は「5月を底に下げ止まることが期待される」とした。

 

 全15業種で低下した。最も影響が大きかったのが自動車で前月比23.2%下落。国内外で新型車の需要が低迷し、部品も含めて減産となった。半導体製造装置などの生産用機械工業は12%低下し、鉄鋼・非鉄金属工業も13.8%落ち込んだ。

 

 

表

 

 

表

 

 

グラフ

 

 

 メーカーの先行き予測をまとめた製造工業生産予測調査によると、6月は前月比5.7%の上昇、7月も9.2%の上昇を見込む。輸送機械工業などを中心に生産増が予想される。経産省は「企業は先行きを精緻に見通せていない。あまり高い上昇にはならないのではないか」とみている。

 

 在庫指数は2.5%低下した。3~4月に高い在庫水準だった自動車は前月比マイナス31.1%と大きく下落した。メーカーは減産で在庫の積み上がりを回避した。

 

 

(IRUNIVERSE)

 

 

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