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岡本工作機械(6125)  21/3Q1 決算メモ アウトパフォーム継続

2020.08.08 08:18

 21/3期12.5%減収42.1%営利減予想も半導体関連装置受注拡大で22/3期収益本格回復へ。

 

 

要 約

 ・21/3Q1はコロナ影響で10.8%減収87.8%営利減も半導体関連装置受注は3.8倍

 ・21/3期12.5%減収42.1%営利減予想も、半導体設備投資回復で受注は下期本格回復へ

 ・新中計見通し22/3期売上高380億円、営業利益46億円はコロナ影響もあり1年後ずれに

 ・株価は21/3期DO予想EPS424円に対し機械2部平均のPER13倍2900円目標

 

 

グラフ21/3Q1はコロナ響で10.8%減収87.8%営利減も半導体関連装置受注は3.8倍

 8/6に21/3Q1期決算が開示された。21/3Q1は売上高6038億円(10.8%減)、営業利益0.36億円(87.8%減)、経常利益0.12億円(94.1%減)、税引損失0.42億円(1.29億円減で赤字転落)も、受注高は68.33億円(3.9%増)で着地した。

 

 部門別では工作機械が売上高42.15億円(22.8%減)、営利損失1.93億円(3.97億円悪化し赤字転落)、受注高35.20億円(38.2%減)、受注残高79.16億円(38.1%減)となった。工作機械内訳は四半期開示されないが、工作機械工業会の同期間の販売額37.9%減、受注45.8%減に対して減少率は小さい。売上面では国内が納期延期、海外は欧州で大型研削盤の受注残消化から増収も、他地域は苦戦、受注は中国が緩やかな回 復以外、不振に。利益面では減収影響で固定費が賄えず赤字に。

 

 半導体関連装置は売上高18.23億円(39.0%増)、営業利益4.70億円(56.4%増)、受注高33.12億円(3.8倍)、受注残72.30億円(同期比35.9%減、前期比25.9%増)となった。国内、東アジア向けにウェーハ用ファイナルポリシャーやラップ盤が拡大、受注でもファイナルポリシャーの受注が好調に推移した。利益面でも高シェアのファイナルポリシャー拡大で利益率もアップした。

 

 

グラフ

 

 

グラフ21/3期12.5%減収、42.1%営利減予想も、半導体設備投資回復で受注は下期本格回復へ

 21/3期会社予想は売上高300億円(12.5%減)、営業利益15億円(42.1%減)、経常利益13.3億円(45.0%減)、税引利益9億円(43.1%減)に変更はない。Q1末受注残が151.46億円と、納入遅延もあり20/3期末比3.8%増となっている。受注低迷の工作機械も依然79.16億円の高水準の受注残高があり、受注が業界並みに上期厳しい状況が続く見通しも、上期売上は確保できよう。半導体関連装置は受注拡大が本格化、信越化学、SUMCOなどで300mmウェーハ需要がボトム確認され、加えて中国は改めて300mmウェーハ国産化に向け設備投資の動きが出ており、売上拡大が見込める。

 

 下期、工作機械は大型平面研削盤などの売上減が見込まれるものの、同社は自動車向け比率が低く、受注面で半導体製造装置向けや非金属研磨などでの受注が上向こう。更に半導体関連装置は本格受注拡大が見込まれる。

 

 全体として、半導体関連装置の本格回復から、会社想定並みの収益が見込まれる。

 

 

グラフ新中計見通し22/3期売上高380億円、営業利益46億円はコロナ影響もあり1年後ずれに

 同社は新中計として22/3期に売上高380億円、営業利益46億円達成を策定した。しかし米中摩擦、コロナウイルスなどの想定外の変化が生じ、22/3期の中計達成は難しい。しかし受注面ではポストコロナ社会に向け、5G、データセンタなど、半導体需要は改めて爆発的な伸びが期待される。このため2022年には300mmウェーハのグリーンフィールド投資も始まり、高収益のファイナルポリシャーの大型受注が見込める。また工作機械もトップシェアの平面研削盤は複合加工機や超精密大型研削盤、ロータリー研削盤などの受注が復活し、22/3期は収益性が大きく復元してこよう。このため収益性の高い半導体関連装置の構成比アップと工作機械の収益性改善が進み、22/3期は20/3期収益を多少上回る収益に回復し、23/3期には新中計の達成が視野に入ろう。

 

 

表とグラフ

 

 

(H.Mirai)

 

 

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