BASF社、ドイツSchwarzheideにカソード活物質の新しい製造工場を建設
2020.11.30 16:53
2020年11月13日付けのプレスリリースによると、独BASF社は、ドイツのSchwarzheideに新しいカソード活物質製造工場の建設に着手したと発表した。この新工場は、同社の欧州電池材料市場における多段階投資計画の一環であり、2020年6月15日に建設開始の発表を行ったフィンランドHarjavaltaの同社工場にて製造される前駆体を使用することとしている。
新工場はすでに2020年8月に着工しており、両工場は2022年の操業開始を予定している。新工場は世界最先端の加工技術を有しており、年間電気自動車(EV)約400千台分の電池材料の供給を可能にする。「この新工場はHarjavaltaの前駆体工場とともに、効率的な製造プロセス、高い割合の再生可能エネルギー、コバルトやニッケル等の主要原材料の上流までの管理及び、バリューチェーンに沿った短距離輸送ルートをといった特徴がある。これらの方策により、従来の業界標準と比較して二酸化炭素フットプリントを30%削減できる。リサイクルの取組により、カソード活物質の二酸化炭素フットプリントを合計で最大60%削減し、『ループを閉じる』ことを目指している。」と、BASF社の触媒部門責任者のDr. Peter Schuhmacher氏はコメントした。(jogmecニュースフラッシュより)
(IRuniverse)
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