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シチズン時計 チタン製腕時計外装と表面処理 @ 日本チタン協会研修会 

2021.02.26 18:15

 一般社団法人 日本チタン協会による令和3年研修会が、2月25日(木)にWEBで開催された。シチズン時計株式会社 製造技術本部 外装開発部 表面処理開発課の廣江 誠一氏は「チタン製腕時計外装とその表面硬化処理について」講演した。

 

講演内容は以下である。

 1.会社、グループ紹介
 2.チタン製外装ウォッチ「スーパーチタニウム™」について
 3.表面硬化処理技術「デュラテクト」について

 

 

<世界初のチタニウムウォッチを発売してから、昨年50周年を迎えた。>

 チタニウムは、軽く、錆びにくい金属として、1960年代にはアポロ計画の宇宙船に使用される素材として注目を集めた。また、金属アレルギーを起こしにくいという特性もあり、シチズンは新世代の腕時計を実現するのにふさわしい素材としていち早く着目し、1970年に世界初のチタニウムウオッチ「X-8 コスモトロン・クロノメーター」を発売した。ケースに純度99.6%チタニウムを最由生した。

 

 チタニウムは腕時計の素材として多くのメリットがある一方、粘性の高い金属のため加工が難しく、また表面が軟らかくステンレスと比べて傷つきやすいという硬度の問題があった。シチズンはこれらの課題を乗り越え、2000年には、ステンレスの約5倍の表面硬度を持ち、そして美しく平滑な鏡面仕上げを可能としたシチズン独自の素材「スーパーチタニウム™」を採用した腕時計を発売しました。そして、世界初のチタニウムウオッチの発売から50年を迎えた昨年、シチズンはチタニウム加工の技術の集大成として、チタニウム技術50周年記念フラッグシップモデル『SATELLITE WAVE GPS F950』を発表した。

 

 

<会社、グループ紹介>

 シチズン時計は、部品から完成時計まで自社一貫製造するマニュファクチュールであり、世界約140 の国と地域でビジネスを展開している。

 

 《創業》1918年(大正7年)年の尚工舎時計研究所創立に始まる。今年で創業103年目

 《事業内容》完成腕時計(ウォッチ)及び部分品の開発及び販売

 

 シチズン時計は腕時計(ウォッチ)を、シチズンTIKが、設備時計を、そして、リズム時計工業が、置時計や壁掛け時計のようなクロックを製造・販売している。

 

写真《社名の由来》

 1892年、ギンザタナカの前進である貴金属店「山崎商店」を創業した山崎亀吉は、1917年に「東京貴金属品製造同業組合」を設立し、初代組合長に就任。当時日本に存在しなかった 「K18」や「K24」といったゴールドの品位を示す規定を日本で初めて立案するなど、貴金属界の確立に貢献したことでも知られている。

 

 1918年(大正7年)3月、山崎亀吉は、東京市郊外上戸塚に 尚工舎時計研究所を設立。 腕時計はまだ出始めたばかりで懐中時計の時代である。

 

 スイスから専門書を購入して1921年(大正10年)に時計学校を創立。 部品製造を習得し創立六年半後に10サイズ(16 1/4型)懐中時計を完成した。 この型は修理の際に部品を製造元から買ってもらうために独自の設計にしたと言われているが、ねじにもレーエンヘルツという 特殊インチネジを使った。

 

 シチズン時計株式会社の設立は1930年(昭和5年)5月28日である。 当時東京市長だった後藤新平氏が最初の懐中時計を永く広く市民に愛される様にと、市民の意味で「CITIZEN」と名付け、 これが社名のゆらいとなった。

 

《シチズングループの事業展開》

 時計事業で培ってきた「小型化」、「精密加工」、「低消費電力」技術をベースに、工作機械事業、デバイス事業、電子機器事業等を展開している。工作機械事業は、「時計の小さい部品を自前で機械を作る技術」を、デバイス事業は、「小さい時計部品を加工したり、実装する技術」が起源。「部品から完成時計まで自社一貫製造するマニュファクチュール」のDNAが様々な事業に息づいている。シチズン マニュファクチュール

 

 → CITIZEN Manufacture [CITIZEN-シチズン腕時計]

 

 

<チタン製外装ウォッチ「スーパーチタニウム™」について>

スーパーチタニウム動画

 → (55) CITIZEN スーパーチタニウム™ - YouTube

 

 ステンレスの5倍以上の硬さで疵から守る。金属アレルギーからまもる。

 

 海水でも錆びない、輝きを保つ。ステンレスの半分の軽さ。1970年にチタニウムケースの腕時計を発表した。

 

 チタン製ウォッチの外装でチタンを使う部品:ベゼル(ガラス縁)、ケースセンター(胴)、ケースバック(裏蓋)、バックル、バンド、リューズ、リューズのパイプ、プッシュボタン、プッシュボタンのパイプ

 

チタン製部品の製造工程事例

 → FEATURE#02|チタニウム技術 50周年スペシャルサイト [シチズン腕時計] (citizen.jp)

 

 

<表面硬化処理技術「ヂュラテクト」について>

 美しさをキズつけない表面処理技術。表面コーティング(イオンプレーティング、低温プラズマなど)、表面改質(ガス硬化法)による表面硬化処理。チタンカーバイト処理、ダイヤモンドライクカーボン処理などがある。

 

 ビッカース硬さ(単位:HV)1000以上。チタン製品の場合は、表面硬化処理は必須。ステンレス商品にも、デュラテクトを施したものがある。

 

<シチズンの表面処理サービス>

表面処理(受託加工):シチズン時計株式会社 (citizen.co.jp)

 

 

写真

 

 

(IRUNIVERSE tetsukoFY)

 

 

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