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三菱RtM、カザフ資源ERGとガリウムの供給契約を締結  日中央アジア首脳会合に伴い

2025/12/22 15:48
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三菱RtM、カザフ資源ERGとガリウムの供給契約を締結  日中央アジア首脳会合に伴い

 カザフスタン資源大手のユーラシア・リソーシズ・グループ(本社:ルクセンブルグ、ERG)は12月20日、自社ホームページ上で、「三菱商事傘下の三菱RtMジャパンと、ガリウムの長期供給契約を結んだ」と発表した。カザフ大統領の訪日に伴う商談の一環。同社は三井物産や日立建設とも協業の覚書を交わした。

 

■来春に新工場、ガリウム生産規模が世界2位に

 

プレスリリース: Eurasian Resources Group

 

 ERGはカザフスタン、ブラジル、コンゴ民主共和国(DRコンゴ)に鉱山を持つ資源系の複合企業(コングロマリット)。採掘事業のほか、製錬や販売、運輸まで幅広く手掛ける。カザフスタン政府が発行済み株式の約40%を保有するカザフスタンの半国営企業でもある。主力はアルミ精錬で、ボーキサイトからの加工過程でガリウムを生産する。ただ、ガリウムとしての量産はまだ行っていない。

 

関連記事: カザフ資源のERG、24年12月期は赤字拡大 為替差損で、鉱業事業は好調・外電報道

 

 今回の三菱への供給に関し、ERGの経営陣は発表資料中で、「ガリウム量産のために125億ドルを投じる」とし、「年産15トンのガリウム生産を予定している。操業開始は2026年1-3月期を目指す」とした。実現すれば、中国に次ぎ世界2位のガリウム生産規模になるという。

 

■鉱山機械の向上でも日本と協力へ

 

(出所:ERGホームページ)

 

 ERGは同時に、三井物産及び日立建設との協業方針も発表した。三井物産とは、鉱業および冶金設備の近代化を含む幅広い分野でのビジネスチャンスの共同探求と施策の検討を目指すとした。鉱山機械の電動化と焼却機械の近代化による炭素排出量の削減など、持続可能な鉱業活動への協力方針も含まれた。

  一方、日立建機との覚書は、採石場で広く使われている日立EH4000の動力ユニットをハイブリッド用途に改造し、人工知能などのデジタル技術を活用してERGの採掘機器の安定性を向上させることが含まれた。また、低炭素製品の国際市場への供給を研究し、サプライチェーンの改善を図り、鉱物資源の販売や倉庫、税関、輸送インフラの提供に関する長期的な解決策を共同で検討するとした。

 

 日本政府は12月20日まで、「中央アジア+日本」対話(CA+JAD、Central Asia plus JApan Dialogue)/カジャッド)・首脳会合を開催していた。これに伴い、トカエフ・カザフスタン大統領が来日していた。

 

プレスリリース(外務省): 「中央アジア+日本」対話・首脳会合の開催(結果)|外務省

 

(IR Universe Kure)

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