新着情報

2024/05/10   新日本電工:24/...
2024/05/10   日本製鋼所:24/...
2024/05/10   銅鉱石TC価格は過...
2024/05/10   日本カーボン:24...
2024/05/10   加First Qu...
2024/05/10   MIRUウェビナー...
2024/05/10   UBCの狂騰相場は...
2024/05/10   大平洋金属:24/...
2024/05/10   阪和興業:24/3...
2024/05/10   プラチナ、24年は...
2024/05/10   集積回路輸出Rep...
2024/05/10   FPD製造装置輸出...
2024/05/10   東海カーボン:24...
2024/05/10   銅スクラップ輸出入...
2024/05/10   銅スクラップ輸出入...
2024/05/10   半導体製造装置輸出...
2024/05/10   酸化スズ輸入Rep...
2024/05/10   中国レアアース輸入...
2024/05/10   スズ地金輸出入Re...
2024/05/10   車載用リチウムイオ...

鉄鋼輸出入実績詳細 2022年9月 ①輸出 

 2022年10月31日、一般社団法人日本鉄鋼連盟が、2022年9月の鉄鋼輸出入概況を発表した。全鉄鋼ベースの輸出量は海外市況の低迷で前年同月比18.3 %減の242.9万トンと3か月連続の2桁を超える減少率を記録した。前月(250.6万トン)比でも、3.1 %減。普通鋼鋼材輸出量は前年同月比17.3 %減の160.7万トンと3か月連続の減少となった。

 

 9月積み商談が行われていた7月の海外市況は、アジアで下げ幅が拡大し、中国ホットが21か月ぶり(2020年10月以来)に4000元割れとなった時期であった。

 7月の海外鉄鋼月間市況はアジアを中心に一段安となり、中国では華南の洪水や不動産価格の下落などで需要が振るわなかった。7月末時点での中国の熱延コイル市況は4,000元(増値税込み、580ドル)前後となり前月から500元ほど下落。

 

2022 9月鉄鋼輸出実績概況>

20228月の鉄鋼輸出実績(全鉄鋼ベース:図1赤折れ線 右軸)は、242.9万トン[前年同月(297万トン)比18.3 %3か月連続の減少となった。

 コロナ禍で輸出量が激減した2020年8月(249.4万トン)比でも2.6 %減

 前月比:2022年8月(250.6万トン)比では3.1 %減。

 

<全鉄鋼ベースの向け先別輸出>

 全鉄鋼ベースの向け先別輸出ではASEAN5向け(タイ・インドネシア・シンガポール・フィリピン・マレーシア)が前年同月(81.6万トン)比で13.5 %減の70.6万トンと6か月連続の減少、前月(82.7万トン)比では14.6 %減と2か月ぶりに減少した。

 

 前月に14か月ぶりに前年割れに転じた韓国向けは[34.2万トン、前年同月(47.7万トン)比28.3 %減]と3か月連続の減少となった。タイ向けは[37.2万トン、同(43.5万トン)比14.6 %減]、4か月連続減少(前月は47.3万トン)した。内需が低迷している中国向けが[30.1 万トン、同(43.5万トン)比30.8 %減]、7か月連続(前月は32.4万トン)及び台湾は[12.9万トン、同(20.9万トン)比38.2 %減]、9か月連続の減少となった。

 

 一方、通商拡大法232条で無税枠が設けられた米国向けも[10.2万トン]同(10.5万トン)比3.2 %減]、2か月ぶり(前月は11万トン)の減少となった。

 

 8月のEU向けは前年同月比75.9 %減の4.4万トンで月間最多の20万トン超えを記録した4月及び5月から大幅に減少したが、9月はやや取り戻し、同比約3倍の14.4万トンとなった。このような状況下、インド、バングラディッシュ及び南アフリカ向けは増加した。

 

図1 全鉄鋼ベース向け先別輸出推移(月率換算)2016年度~2022年度9月

 

 前年同月比の全鉄鋼仕向先別輸出推移(鉄鋼連盟 鉄鋼需給の動き 10月より。)及び全鉄鋼輸出・平均単価を示す。

 

 

 2022年9月の輸出平均単価(確定)は、全鉄鋼ベースで 1,197 ドルと前月(1,214ドル)比で 3か月連続の低下となり(2022年6月の輸出平均単価は、全鉄鋼ベースで1,257ドルと前月比で4か月ぶりの増加)、1,200ドル台割り、前年9月とほぼ同額となった。

 2021年9月の輸出平均単価は、全鉄鋼ベースで1,196ドルと前月比で4か月連続の上昇となり、10月までこの傾向は継続した。

 

 

2022年7月~9月(速報)の鉄鋼輸出総括表

 

 新型コロナウイルスの感染症拡大が深刻であった2020年暦年の日本の全鉄鋼輸出量は3213.6万トンとなり01年に次ぐ低水準だった。22年は急速な円安が進んだにもかかわらず、20年に及ばない輸出量となるのではと見られている。輸出低迷の主因は、世界的な需要の減速感。ロシアのウクライナへの侵攻を受け、供給減が懸念され欧州を中心に一時世界の鉄鋼市況は急騰したが4月にピークアウトすると、原油や天然ガスなどエネルギーコストの高騰でインフレが懸念されるようになり、世界各地での利上げを招いている。

 

 今の1ドル145円程度の円安は、1987年以来。この年の鉄鋼輸出は通貨危機でアジア向けが厳しいなか、米国向けを大幅に増やし鉄鋼輸出は前年から約400万トンも増加した。

 今は、貿易救済措置、アンチダンピングやセーフガードにより当面は厳しい情勢が続きそう。

 

2021年7~9月期及び9月〜11月の鉄鋼輸出総括表

 

 

<2022年9月の輸出が成約された2022年7月頃の海外鉄鋼市況:業界紙情報>

 2022年7月の海外鉄鋼市況は、アジアで下げ幅が拡大し、中国ホットが21か月ぶりに4000元割れとなった時期であった。

 

 ベトナムフォルモサ・ハティン・スチールは6月中旬に7月〜8月出荷分のホットコイル販価を前月の建値から100ドル値下げし、CIF655ドルとした。内需が低迷するインドからのホット輸出価格が下げ止まらず、FHSの販価も3か月連続で値下げされた。

 

 中国・宝山鋼鉄は8月の国内販価をほぼ全品種で200元値下げした。値下げは2か月ぶりで、中国国内での需要回復の遅れから割高な建値を維持していた宝山鋼鉄も値下げをよぎなくされた。

 

 英国を本拠とする鉄メディアのカラニッシュによると、7月末時点で欧州北部のホット市況は820〜880ユーロとなり、前月末から40〜50ユーロ値下がりし、2か月連続の1千ユーロ割れとなった。冷延コイルも920〜980ユーロへと60〜70ユーロ値下がりした。黒海から輸出されるCISのビレット価格はFOB530〜540ドルとなり、高値が10ドル切り下がった。トルコのスクラップ輸入価格はCFR350ドルで、20~25ドル下落した。

 

 米国のホット市況は、ショートトン当たり800~900ドルで、前月末から100~160ドル下落し、2か月連続の1千ドル割れとなった。メトリックトン換算でも20年12月以来の1千ドル1080ドル割れとなった。

 

<2021年9月の輸出が成約された2021年7月の海外鉄鋼概況:業界紙情報>

 

<2021年7月の海外鉄鋼概況>

 前年2021年7月の海外鉄鋼月間市況は、中国では政府の指令を受けた鉄鋼減産の動きが本格化し、上昇基調が強まった時期だった。ただ東南アジア市場はインドネシアやマレーシア、ベトナムなどで新型コロナウイルスの感染再拡大が経済活動に影響し、季節的な不需要期も重なって上伸力に欠いていた。

 

 中国では、7月末の熱延コイル市況が1トン当たり、5,900元で前月末からは400~500元程、値上がりした。公共投資の一服や、半導体不足による自動車減産、雨季入りなど中国内需はやや陰りを見せていたが、減産による供給減が意識され7月は更に上伸基調が鮮明となった。上海先物市場では10月限月のホット取引価格が7月末には6100元を付けた。7月29日には、冷延コイル、表面処理鋼板及び電磁鋼鈑などの鋼材輸出で8月から増値税還付を撤廃すると広布した。5月にホットや厚板などで実施した還付撤廃に続く措置で、中国からの鋼材輸出が一段と抑制に向うことが国際市場で改めて意識された。

 宝山鋼鉄が公表した8月の国内販価は2か月連続の据え置きだった。

 

 一方、ベトナムのフォルモサ・ハティン・スチールは、ホット販価を前月から60ドル値下げして、CIF970ドルとした。

 

 インドやロシから900ドル強の価格でベトナムは散発的にオファーがなされていたこと、またコロナの影響で、ホーチッミンシティからの移動や物流が制限されたことなどが影響した。ただ、アジア全体の市況に大きな動きは無く、供給余力の面から売り急ぐ必要がない日本勢のホット輸出は1千ドル台が続いた。

 

 英国鉄鋼メディアのカラニッシュによると、米国のホット市況はショートトン当たり1,810~1,840ドルとなり、前月末から90~110ドル続伸した。メトリックトン換算では2,000ドル台に到達し、かつてない価格を記録した。

 

 欧州北部のホット市況はトン当たり1,190〜1,270ユーロへと前月末から40〜70ユーロ続伸した。ドル換算では、1,400ドル台後半の過去最高値を更新した。黒海のビレット価格はFOB640ドル~660ドルで前月から20ドル値上がりした。トルコのスクラップ輸入価格はCFR469ドルとなり、前月から27ドル下落した。。

 

2021年9月~2022年9月までの海外市況:7月迄下降傾向、8月及び9月は横ばい

 

図2に品種別輸出推移を示す。

 

図2 品種別(銑鉄、フェロアロイ、普通鋼鋼材及び半製品)輸出推移(月率換算)2016年度~2022年9月

 

<普通鋼鋼材輸出>

2022年度9月の普通鋼鋼材輸出量>

2022年度9月の普通鋼鋼材輸出量(図2紫色折れ線:右軸)は、160.7万トンと前月(167.6万トン)比では4.1 %減となった。前年同月20219月(194.5万トン)比では、17.3 %減と3か月連続の減少

 向け先別ではタイ向けが、韓国向けを再び下回った。

 その他表面処理鋼板及び継目無鋼管は、前年同月比、前月比で増加した。

 

<2021年9月の振り返り>

 2021年 9月の普通鋼鋼材輸出は、前年同月比 15.5 %増の 195 万トンと5 か月連続の増加となった。品種別にみると、厚中板(24.7%増)、冷延鋼板類(34.9 %増)、亜鉛めっき鋼板(88.8 %増)が増加した。ウエイトの高い熱延鋼板類(4.2 %減)は減少した。

 

<2022年8月の振り返り>

 2022年 8月の普通鋼鋼材輸出量は、前年同月比 12.5 %減の 167.6万トンと2か月連続の減少となった。品種別にみると、厚板(茶色棒グラフ)同4.7%増の23.1万トン(前月24.3万トン)、亜鉛めっき鋼板は(水色折れ線:右軸)同17.7%減の15.5万トン(前月15.5万トン)、冷延広幅帯鋼(灰色棒グラフ)同20.6%減14.0万トン(前月12.1万トン)及び最大品種の熱延広幅帯鋼(オレンジ折れ線:右軸)同9.4 %減84.4万トン(前月76.6万トン)であった。前月比では、厚板のみ減少した。

 

 

 

<2022年9月の特殊鋼鋼材向け先別輸出量>

・2022年9月の特殊鋼鋼材輸出量は、55.8万トンと前月(52.6万トン)比で6.1 %減、2021年9月(67.1万トン)比では、16.9 %減。

 

<前月2022年8月の特殊鋼鋼材向け先別輸出量>

・2022年8月の特殊鋼鋼材輸出量は、52.6万トンと前月(57.8万トン)比で9.0 %減、2021年8月(66.5万トン)比では、20.9 %減。

 

 

<2022年9月のステンレス鋼鋼材向け先別輸出量>

・2022年9月のステンレス鋼鋼材輸出量は、6.1万トンと前月(6.0万トン)比で2.9 %増、前年同月2021年9月(7.9万トン)比では、22.7 %減となった。

 

<前月2022年8月のステンレス鋼鋼材向け先別輸出量>

・2022年8月のステンレス鋼鋼材輸出量は、6.0万トンと前月(6.4万トン)比で7.4 %減、2021年8月(6.6万トン)比では、9.1 %減となった。

 

 

《銑鉄》

<2022年9月の銑鉄向け先別輸出量>

・2022年9月の銑鉄輸出量は、0.46万トンと前月(0.39万トン)比で18.2 %増、前年同月2021年9月(0.31万トン)比でも、47.8 %減となった。

 

<前月2022年8月の銑鉄向け先別輸出量>

・2022年8月の銑鉄輸出量は、0.39万トンと前月(0.59万トン)比で33.3 %減、2021年8月(0.45万トン)比でも、13.1 %減となった。

 

 

《半製品》

<2022年9月の半製品向け先別輸出量>

・2022年9月の半製品輸出量は、20.2万トンと前月(24.7万トン)比で18.4 %減、前年同月2021年9月(28.1万トン)比では、28.2 %減。

 

<前月2022年8月の半製品向け先別輸出量>

・2022年8月の半製品輸出量は、24.7万トンと前月(25.1万トン)比で1.5 %減、2021年8月(29.7万トン)比では、16.7 %減。

 

<前年同月20219月の輸出状況>

 前年同月2021年9月の半製品輸出は28.1万トン(20年同月比56.6 %増、うち合金鋼が3.8万トン)となり2か月連続で30万トンを割る状況であった。韓国向けは8万トン(19.5 %減、うち0.4万トンが合金鋼)だった。

 

 東国製鋼と提携関係にあるJFEスチール西日本製鉄所倉敷地区から普通鋼スラブは3.4万トン(20年同月比26 %増)、福山地区から0.5万トン(47 %減)の出荷が見られた。内台湾向けは、10.4万トン(56.6 %増、うち40トンが合金鋼)だった。中国鋼鉄CSCグループと長期契約がある日本製鉄からの普通鋼スラブ出荷は東日本製鉄所鹿島地区から5万トン(前年皆無)、関西製鉄所和歌山地区から2.5万トン(50%減)となった。

 

 タイ向け半製品は3.6万トン(29.3 %減、うち9千トンが合金鋼)で2か月連続の前年割れだった。うち普通鋼スラブはサハビリヤ・スチール・インダストリーズ(SSI)と提携関係にあるJFE福山からは1.6万トン(前年皆無)のみだった。

 

 中国へは水島港から5千トンの普通鋼スラブが出荷された。その他インドネシア1.8万トン、米国900トン、ベルギー100トン及びドイツ100トンの出荷がみられた。、ベトナムへの出荷は無かった。

主要国への半製品の輸出量(単位:トン)

 

<主要品種別推移>

<2022年9月 主要品種別輸出>

 主要品種別(図3)では、9月は厚板(茶色棒グラフ)24.3万トン(前月23.1万トン)、亜鉛めっき鋼板は(水色折れ線:右軸)15.2万トン(前月15.5万トン)、冷延広幅帯鋼(灰色棒グラフ)13.0万トン(前月14.0万トン)及び最大品種の熱延広幅帯鋼(オレンジ折れ線:右軸)78.1万トン(前月84.4万トン)と前月比では、厚板のみ増加した。

 

図3 主要品種別輸出推移(月率換算)2016年度~2022年8月

 

《熱延広幅帯鋼》

<2022年9月の状況>

・9月の熱延広幅鋼帯輸出量は78.1万トンと、前年同月比10.3 %減と3か月連続の減少となった。前月比では、7.5 %減。

 

<前月2022年8月の状況>

・8月の熱延広幅鋼帯輸出量は84.4万トンと、前年同月比9.4 %減と2か月連続の減少となった。前月比では、10 %増。

 

<前年同月20219月の輸出状況>

 前年同月2021年9月の熱延広幅鋼帯輸出量は、87万トン(20年8月比4.1 %減)で2か月連続の前年割れであった。うち日鉄系のNS-サイアム・ユナイテッド・スチール(SUS)やJFEスチール系のタイ・コールド・ロールドスチールシート(TCR)といった冷延事業があるタイ向けホットは15.3万トン(2.7 倍)と11か月連続で増加したが、過去最高であった21年7月の20.3万トンに次ぐ高水準だった前月からは4.8万トン減少した。半導体不足による自動車減産やコロナの感染再拡大でタイ国内の建材需要が停滞した影響が現れた。

 

 韓国向けは13.4万トン(6.9 %増)で2か月ぶりに増加へ展示、中国向けは7.2万トン(53.1%減)で5か月連続の前年割れであった。

 

 このほか、インドネシア5.2万トン、ベトナム4.9万トン、メキシコ3.7万トン、バングラディッシュ1.7万トン、パキスタン7.5万トン、トルコ4.9万トン。新型コロナの感染再拡大でマレーシア向けが1.2万トン低水準だった。北アフリカのチュニジアへは3か月連続で出荷がみられた。9月は1千トン。

 

 

《厚板》

<2022年9月の状況>

・9 月の厚板輸出量は24.3万トン、前年同月比8.8 %減と5か月ぶりの減少となった。前月比では、5.2 %増。

 

<前月2022年8月の状況>

・8 月の厚板輸出量は23.1万トン、前年同月比4.7 %増と4か月連続の増加となった。前月比では、5.2 %減。

 

<前年同月20219月の輸出状況>

 前年同月2021年9月の厚板輸出は、26.6万トン(25.1 %増)となり、6か月連続で増加し、21年では月間最多となった。造船向けで需要が回復している対韓厚板は9.6万トン(3.6倍)となり、2019年10月の9万トン以来となる高水準だった。その他ベトナム2.6万トン、シンガポール1.3万トンだった。

 

 

《冷延広幅帯鋼》

<2022年9月の状況>

・9月の冷延広幅帯鋼輸出量は13.0万トン、前年同月比27 %減と4か月連続の減少となった。前月比では、6.9 %減。

 

<前月2022年8月の状況>

・8月の冷延広幅帯鋼輸出量は14.0万トン、前年同月比20.6 %減と3か月連続の減少となった。前月比では、15.7 %増。

 

<前年同月20219月の輸出状況>

 前年同月2021年9月の冷延広幅帯鋼輸出量は17.8万トン(20年9月比35.1 %増)となり6か月連続で増加した。東アフリカのジブチへは20年12月以来の出荷があった(0.5万トン)。

 その他インドネシア(3.2万トン)、メキシコ(2.7万トン)、ベトナム(1.9万トン)であった。これら冷延のうち、ブリキ原板のローモ輸出量は4.4万トン(20年9月比16 %増)だった。主な向け先は、中国1.1万トン、ベトナム1.6万トン、マレーシア1.6万トン。

 

 

《亜鉛めっき鋼板》

<2022年9月の状況>

・9月の亜鉛めっき鋼板輸出量は15.2万トン、前年同月比34.5 %減と9か月連続の減少となった。前月比では8.3 %減少した。

 

<前月2022年8月の状況>

・8月の亜鉛めっき鋼板輸出量は16.6万トン、前年同月比17.7 %減と8か月連続の減少となった。前月比では7.6 %増加した。タイ向けが6月以来の3万トン超えとなった。

 

<前年同月20219月の輸出状況>

 前年同月2021年9月の亜鉛めっき鋼板輸出量は、23.3万トン(20年9月比88.8 %増)となり、8か月連続で20万トンを超えた。うち電気亜鉛めっき鋼板輸出は8.2万トン(20年9月比2倍)で6か月連続の増加、5か月ぶりの8万トン台となった。

 

 

表1に、鉄鋼輸出実績概況(2022年8月分)を示す。

 

表1 鉄鋼輸出実績概況:2022年9月分 I.輸出

黄色マーカー部:軌条、鋼矢板、電気鋼板及びその他表面処理鋼板は、前年同月比、前月比で増加した。

 

 

(IRUNIVERSE tetsukoFY)

 

関連記事

関連記事をもっと見る