SRR主催鉄スクラップONLINEセミナー 各国電炉の状況
㈱鉄リサイクリングリサーチ社は昨年好評だったオンライン鉄スクラップセミナーの第2回目を2月28日に開催する。
第2回目は、鉄鋼循環を主体的に取り組んでいる既存の電炉業に視点をあてる。また、中国の電炉企業に加え、現在米国粗鋼生産第1位であり、電炉業における鋼板製造の先駆者である「ニューコア」社にご登壇頂き、現状や展望についての講演もある。また、検収 AI について(株)Eversteel から、進捗状況を報告する。
プログラム
挨拶:(株)鉄リサイクリングリサーチ 林 日本時間 2月28日 15:00-15:05 (5 分)
1.共英製鋼(株) 梅地課長 日本時間 15:05-15:30 (25 分)
国内最大の鉄筋棒鋼メーカーとして地産地消の鉄リサイクルを実施され、また、電炉の高熱を利用し医療器具等の産業廃棄物無害化処理を行っておられます。また持続的な成長を確保するため海外にも7カ所に系列企業を持っています。登壇者はベトナム「ビナ共英」のスクラップ調達担当経験者であり、ベトナム市場に関する動向や日本くずに対する要望など も、お話しを頂きます。
2.千代田鋼鉄工業(株) 坂田社長 日本時間 15:30-15:55 (25 分)
鉄スクラップの最大の発生地であり鉄筋の最大の需要地である都内に位置し、主に細物鉄筋棒鋼を生産する代表メーカーです。先の東京オリンピックでは施設の建築需要に対応し、 大活躍されました。旋回式電気炉を普通鋼電炉業では国内で初めて導入し、熱効率改善、 CO2 発生削減などを図っているかたわら、スクラップの仕入れから製品販売までのサプライチェーンの可視化と、それによる効率の改善やAIによる検収を実施しています。
3.Mysteel Japan Rep 朝田代表 日本時間 15:55-16:20 (25 分)
徐州金虹鋼鉄集団有限公司 王広瑞総経理 昨年の中国の鉄鋼業の概況説明と中国の CN の方針、及び、電炉の CN 達成に向けた施策をお話頂きます。 徐州金虹鋼鉄は、約 300万トンの能力を有する電炉で、脱炭素に向けた様々な取り組みを行っておられます。その内容を一部、ご披露頂きます。
4.Nucor Corporation 堀切 Commercial Development Manager 日本時間 16:20-16:45 (25 分)
米国最大の電炉である Nucor は、早くから薄板の製造に取り組み、また DRIへの投資やスクラップ業者買収などサプライチェーンの強化に取り組んでおられます。 CN の環境下、高まる電炉製品への市場からの期待と、それに対する Nucorの戦略をご 説明頂きます。
5.(株)Eversteel 田島社長 日本時間 16:45-17:05 (20 分)
国内複数電炉メーカーでの、AI を活用したスクラップ等級判定・異物検出の進捗状況の共有や今後の展望などを報告します。
6.質疑応答及びフリートーキング 日本時間 17:05-17:30 (25 分)
東京大学先端科学技術研究センター 醍醐市朗准教授にもご参加頂きます。
日時 : 2023 年 2 月 28 日(火) 日本時間 15:00~17:30 まで
登録締切 : 2023 年 2 月 27 日(月) 日本時間 ~12:00 まで
費用 : 無料
参加登録リンク及び QR コード: https://x.gd/rTr78
下記ホームページでも参加登録リンクを掲載しています。
・(株)鉄リサイクリング・リサーチ:http://srr.air-nifty.com/
・(株)EVERSTEEL:https://eversteel.co.jp/
連絡先:seminar-jimukyoku@jcom.zaq.ne.jp
(IRUNIVERSE/MIRUcom)
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