新着情報

2024/05/20   Americas ...
2024/05/20   日本トムソン(64...
2024/05/20   住金株が年初来高値...
2024/05/20   日産 30年までに...
2024/05/20   コンデンサ国内生産...
2024/05/20   二次電池PSI-R...
2024/05/20   東京製鐵 2024...
2024/05/20   LME Weekl...
2024/05/20   東京製鐵の鉄スクラ...
2024/05/20   フジクラ:社長ミー...
2024/05/20   日本国内光ファイバ...
2024/05/20   国内酸化チタンPS...
2024/05/20   国内伸銅品PSI実...
2024/05/20   アミタHD、インド...
2024/05/20   中国景気刺激策への...
2024/05/20   全固体電池の産業化...
2024/05/20   内モンゴルのリチウ...
2024/05/20   比亜迪(BYD)は...
2024/05/20   第1四半期の世界L...
2024/05/20   雲南省のアルミ企業...

ベトナムの電炉某社 半年間は鉄スクラップ輸入不可

ベトナムといえば日本からの鉄スクラップ(ヘビー屑)輸出先として韓国に次いで多いメインの売り先である。

2021年間ではベトナム向けがトップで165万トンが日本から輸出された。2022年では11月までで96万トンとやはり韓国に次いで多いが

数量は2021年比では40%近く減少している。これはベトナムの鉄鋼メーカーの減産および経営危機などもあり減少に至ったのだが、今年の2023年はさらに減少する可能性がある。それが掲題の某電炉メーカー件だが、端的にいえばベトナム政府からスクラップの輸入ライセンスを止められたことにある。しかしなぜ止められたのだろうか?

 

 

(日本からの鉄スクラップ(ヘビー屑)輸出向け先 2021暦年)

 

(日本からの鉄スクラップ(ヘビー屑)輸出向け先 2022暦年(1-11月))

 

 

ベトナム現地筋によると、そのべtナムの電炉メーカーは主原料であるスクラップの調達に窮しており、生産は激減しているという。

命綱ともいうべき輸入スクラップのライセンスが発給されず、1月から半年間は輸入スクラップを仕入れることはできないという。何故にそうなったのか?

 

 

 

 

某社はベトナムのチーバイ(TuiVai)港に出資し、輸入スクラップのスムーズな供給網を構築していたのだが、ここチーバイ港は輸入したスクラップは屋根のある建屋で保管することが義務づけられていたという。しかし某社はそうした建屋があったにも関わらず、仮置きとしてスクラップをいわば野ざらしにしていた模様。

そこにベトナムの「環境警察」が動き、関係者によると「再三中注意したが聞き入れなかった」ということで今回の半年間の輸入ライセンス発給停止、という事態に至ったのだという。

ただ既契約分は荷揚げできるが、新規は不可とのこと。現在、当該某社の鉄鋼生産は通常時から半減しているという。

 

 

(IRUNIVERSE/MIRUcom YT)

 

関連記事

関連記事をもっと見る