脱炭素社会実現へアルミ二次合金の重要性高まる―日本アルミニウム合金協会 創立50周年記念行事
日本アルミニウム合金協会は17日、都内の霞山会館で、協会創立50周年の記念式典を行った。祝賀会では同日付で新会長に就いた香山昌志氏(日軽エムシーアルミ社長)が挨拶に立ち、「オイルショック、ウクライナ侵攻など様々な出来事があったが、アルミ二次合金は省エネ、二酸化炭素削減に大きく寄与する重要な基礎素材。循環型社会に大きな貢献が期待されている」と、脱炭素社会の実現へ協会の担う責任の重さを強調した。
(香山新会長)
来賓として挨拶に立った松野大輔・経済産業省製造産業局金属課長は、「(アルミ)二次合金は、エネルギーや資源の制約を逆手に取り、それを価値に変えてきた産業。現在も温暖化やウクライナ侵攻など様々な問題に直面しているが、再びエネルギー・資源の制約を逆手に取り、アルミニウム二次合金産業をさらに成長・発展遂げて欲しい」と、アルミ二次合金産業を主導する協会への期待を述べた。
(経産省:松野課長)
祝賀会に先立って行われた式典では感謝状の贈呈式が行われ、山本隆章前会長(大紀アルミニウム工業所社長)に特別功労賞が授与された。贈呈式ではこのほか、功労者(5名)、実務功績者(1名)、永年役員勤続者(7名)、永年職員勤続者(1名)らに感謝状が授与された。
また、記念講演会が「地球温暖化とカーボンニュートラル」をテーマに開かれ、OFFICE KEIDA代表の慶田一郎氏(環境・国際取引コンサルタント)が講演を行った。慶田氏は地球温暖化のメカニズムやパリ協定をはじめとしたCOP、ESG・SDGs、そして温暖化に伴う企業リスクなどについて語った。
(慶田氏)
最後に挨拶に立った林繁典新副会長は、「記念講演でも、カーボンニュートラルがテーマとして語られたが、現在の状況下でアルミニウムはリサイクル性に優れた素材として注目が集まっている」と指摘。そのうえで、「地球温暖化対策の要になる二酸化炭素の削減やカーボンニュートラルの流れの中で、アルミ素材をより大きく生かせるように協会として注力していきたい」と述べた。
(林副会長)
(IRuniverse G・Mochizuki)
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