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中国EV電池のCATL、中期は純利益倍増 圧倒的強さ、売上高は韓国3社の合計に匹敵

 電気自動車(EV)向け車載電池で世界最大手である中国の寧徳時代新能源科技(CATL)が7月26日に深圳証券取引所で発表した2023年1-6月期決算は、純利益が前年同期の2.5倍の207億1700万元(約4000億円)だった。増益率は2022年12月期の92%から拡大した。1-5月の世界のEV向け車載電池市場でのシェアは36.3%と前年同期から1.7ポイント向上し、圧倒的な強さを維持した。

 

世界のEV向け電池市場シェア

(出典:SNE Reserch)

 

 売上高は68%増の1892億4500万元。新浪網などの中国メディアは7月31日、韓国のEV専門調査会社であるSNEリサーチの1-5月のデータ結果に照らし合わせると、CATL1社の売上高がLGエネルギーソリューション、サムスンSDI、SKイノベーションの韓国銅業3社の売上高を合計した金額に匹敵したと報じた。

 1-6月期は海外メーカー向けの電池供給が好調で、1-5月の動力電池のシェアのうち、海外向けは27.3%と前年同期から7ポイント近く拡大した。電池の種類別では、主力の動力電池の粗利益率が改善し、工場や発電所向け畜電池の売上高が倍増した。電池のリサイクル事業は増収だったが、粗利益率は低下した。

 

CATLの電池事業の内訳

(出典: CATL2023年1-6月期決算資料)

 

 CATLはテスラやフォードといった米自動車メーカーをはじめ、世界の自動車メーカーにEV向け電池を供給する。1-6月期は研究開発コストも7割の大幅増だった。新型電池を搭載し1000km以上の走行が可能な新型車の発売にこぎつけたほか、同社が開発した新型リン酸鉄リチウム電池(M3P)の生産強化も進めた。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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