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半導体商社リョーサン EV向け半導体で日中合弁会社設立へ

 半導体商社のリョーサンは自動車部品の設計などを手掛ける中国の阿爾特汽車技術(IAT)と合弁会社を設立することで基本合意した。4日発表した。世界最大の電気自動車(EV)市場である中国での事業拡大を狙うリョーサンと電子部品の安定調達を目指すIATの思惑が一致した形だ。

 

 設立する合弁会社「四川芯世紀科技有限責任公司」は本社を四川省成都市に置き、代表者にはIATの宣奇武董事長が就く。資本金は5000万元(約10億円)で、出資比率はIAT60%、リョーサングループ40%。設立については「年内を目指し、現在調整中」と同社では説明している。

 

 IATは中国国内の自動車メーカーなどにEVプラットフォームの開発や設計などのサービスを提供している。リョーサンは同設計に基づいてEVの生産に必要な電子部品を合弁会社に提供することになる。同社は日系エレクトロニクス商社として初めて、中国EVサプライチェーンに本格参入することになるという。

 

 中国のEV市場を巡っては、その普及に弾みをつけたい中国政府がEVを含めた新エネルギー車の自動車取得税を2027年末まで減免する措置を取る一方で、軍事転用を警戒する米国が自動運転用などの先端半導体の対中輸出規制を実施するなど様々な動きが出ている。そういった複雑な市場環境に対応しながら、両社はビジネス拡大を目指すことになる。

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

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