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重要鉱物、脱中国の方針鮮明化 IEAが初の国際会議、生産元の多角化目指す

 国際エネルギー機関(IEA)は9月28日、パリで重要鉱物の安定的な確保策を議論する初の国際会議を開催した。現在は中国やロシアが生産の多くを担う重要鉱物やエネルギーについて、国際社会で連携して生産元の多様化を進める方針を確認した。

 IEAがホームページ上で発表した議事録によると、IEAのファティ・ビロル事務局長は、「今日の重要鉱物市場で見られる過剰集中のレベルは、現代の世界で私たちが依存するようになった他の主要な商品のレベルとは異なる。歴史は、不可欠な資源の供給と貿易ルートを適切に多様化しなければ、深刻なリスクを伴うことを示している」と、供給元の偏りに危機感を示した。同会では、

 

・多様な鉱物の供給を拡大

・テクノロジーとリサイクルの最大限の利用:

・価格の透明性の促進

・信頼できる情報開示

・持続可能で責任ある慣行に対するインセンティブの創出

国際協力の促進

 

の6つの方針を確認。クリーンエネルギーへの転換に伴う鉱物資源の必要性拡大に伴い供給を拡大する必要があることを確認した上で、リサイクルなどのテクノロジーの利用を進める必要性も指摘された。

 

 同会議には日本からは西村康稔経済産業相が参加した。西村経産相は会議参加に先立つ9月26日の定例記者会見で「IEAの会合では、我が国が強みを有する重要鉱物のリサイクル、あるいは関連の技術、こうした取組について発信したい。併せて、重要鉱物分野におけるIEAの機能強化の必要性についても訴えていければと考えている」と話していた。

 

 IEAは2024年2月に次回の鉱物資源会議を開催する予定。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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