会話で読み解くLME入門18#5日に8000ドル割れで年初来安値記録 17万トン台の在庫が重石⁉
2023/10/10 15:26
LME銅相場(現物)は2023年も残すところ3カ月足らずになって調整場面を迎えている。週を挟んで反発・続伸して1トン8000ドルの大台を回復したものの、先週5日は7812ドルと年初来安値を記録した。10月に入って改めて地合いの悪さを印象付けた形で、足元はなおおぼつかない。中国の不動産セクターの不振と欧米の金融引き締め政策の継続、そして、その結果としての銅在庫の積み上がりという3重苦でガス欠状態に陥いりつつあるのか?われらが堂林記者、これまでの相場の読み筋に概ねそごはないものの、国内スクラップ市況の下げもきつく、その安値波乱の予感に落ち着かない。いきなり冬ごもり相場に突入するのか、国慶節の大型連休を終えた中国の動向も気になる様子で、年末に向けた相場の道筋について師匠とどうしても話をしてみたくなってきた。
関連記事
- 2025/05/02 タイヤ:25年2月のタイヤ生産本数販売本数について
- 2025/05/02 リサイクルタウンの中核担うスーパーカーテンダー九州―タウ・宮本社長に聞く
- 2025/05/02 銅板輸出Report #67 トランプ関税発動前の駆け込みか 米国向け輸出増加
- 2025/05/02 銅条輸出Report#55 2025年に入って輸出急回復 本物かどうか
- 2025/05/02 銅鉱石輸入Report#36 2025年年初ペルーとパプアニューギニアからの輸入量増加
- 2025/05/02 精製銅輸出Report #69 2025年3月輸出量7万トン超え インド向け一転増加
- 2025/05/02 2025年4月LME銅相場&国内銅建値の推移 序盤の相互関税と報復による急落を取り戻せず、4カ月ぶり大幅反落
- 2025/05/02 猛暑には空調服よりも冷却服を―日本シグマックス
- 2025/05/01 (速報)2025年4月国内新車販売台数 前年同月比4か月プラスも2年前の同月より5か月連続下回る
- 2025/05/01 米中貿易摩擦緩和期待でLME鉛相場堅調、スタート鉛建値は9円引き上げ342円に