会話で読み解くLME入門18#5日に8000ドル割れで年初来安値記録 17万トン台の在庫が重石⁉
2023/10/10 15:26
LME銅相場(現物)は2023年も残すところ3カ月足らずになって調整場面を迎えている。週を挟んで反発・続伸して1トン8000ドルの大台を回復したものの、先週5日は7812ドルと年初来安値を記録した。10月に入って改めて地合いの悪さを印象付けた形で、足元はなおおぼつかない。中国の不動産セクターの不振と欧米の金融引き締め政策の継続、そして、その結果としての銅在庫の積み上がりという3重苦でガス欠状態に陥いりつつあるのか?われらが堂林記者、これまでの相場の読み筋に概ねそごはないものの、国内スクラップ市況の下げもきつく、その安値波乱の予感に落ち着かない。いきなり冬ごもり相場に突入するのか、国慶節の大型連休を終えた中国の動向も気になる様子で、年末に向けた相場の道筋について師匠とどうしても話をしてみたくなってきた。
関連記事
- 2025/06/16 東邦亜鉛、豪Abra社の株式を譲渡――資源事業からの撤退完了
- 2025/06/16 動き出す「金属盗対策法」――指定金属切断工具の隠匿携帯には罰則
- 2025/06/16 中国経済、5月は不動産が一段と悪化 物価も下落でデフレ様相濃く、貿易も振るわず
- 2025/06/16 豪Livium社 レアアースリサイクル推進へ 複数の抽出技術開発企業と協議中
- 2025/06/16 環境大臣政務官が、自動車リサイクルの最前線リバー川島・ELV川島事業所を視察
- 2025/06/16 電子部品輸出入Report#120金属製磁石輸入 2025年輸入量増加
- 2025/06/16 LME Weekly 2025年6月9日-13日 米中貿易交渉の進展期待も中東情勢緊迫化でCu Ni下落、Al続伸
- 2025/06/15 非鉄各社26/3期新前提とのギャップについて(6/13時点)
- 2025/06/15 LMEの現物と先物の鞘(6/13)
- 2025/06/15 週刊バッテリートピックス「アイシンがファスナー式太陽電池」「FDKが高出力電池量産」など