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LME、上海先物取引所との提携強化を検討 CEO発言、ニッケル騒動の穴埋め模索か

 ロンドン金属取引所(LME)が上海先物取引所(SHFE)との提携強化を検討している模様だ。SHFEは9月半ば、ニッケルの国際先物商品を開発中と伝わったばかり。一方のLMEは2022年3月のニッケル約定取り消し騒動からの信頼回復途上にあり、ライバルとの競合で穴埋めを期待している節がある。LMEのマシュー・チェンバレン最高経営責任者(CEO)の10月10日の発言を、ロイター通信が同日伝えた。

 

 

 報道によると、チェンバレン氏はロンドンで開催中の同取引所の会合である「LMEウィーク」のディナーで発言。「SHFEとの新たな協業を2024年に始めたい」と述べ、「協業によりリスクと価格管理を強化し、投資家により良いサービスを提供していく」と話したという。

 

 SHFEは言うまでもなくLMEのライバル機関に当たる。基本的には中国国内の商品先物取引を取り扱うが、LMEがニッケルの価格暴騰と取引停止の騒動の後で取引所としての信頼失墜で「LME離れ」に陥ったことを好機ととらえている可能性がある。ロイター通信は9月半ば、SHFEが国際的に通用するニッケル先物商品の開発を行っているとの消息筋の話を伝えていた。

 

 一方、ロイター通信の10月7日の別記事によると、チェンバレン氏はニッケル事件による影響からの同取引所の信頼回復については楽観的な見方を示したという。「流動性向上と価格変動性の拡大が続いており、穏やかに取引量が増えている」と話したと伝わった。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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