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工作機械工業会9月受注速報 9月11.2%減の1339億円と弱含み続く

工作機械9月受注は1339億円(11.2%減)、9ヶ月連続で内外ともに減少続く

 

 10/11の15時に日本工作機械工業会の2023年9月受注速報が開示された。9月受注は1339億円(同月比11.8%減)と9ヶ月連続減、前月比では上期末ということもあり16.7%増となった。また内外共に9ヶ月連続減減少に。なお確報は10/26公表予定。

 

 内訳は外需が889億円(同月比9.7%減)と中国の景気回復遅れ等で9ヶ月連続減。但し2ヶ月連続で2ケタ減は免れ、前月比では12.5%増と6月以来の800億円超に。欧米で一部航空機関連など下支えに。内需は450億円(同14.1%減)と13ヶ月連続同月比減少、12ヶ月連続で500億円に達せず、半導体製造装置、自動車関連の低調で内需の弱さが継続。

 

 全体として世界的な景気減速感、金利上昇などの影響に加え、半導体向けの回復の遅れなどが重なる。23年度上期としては全体で7372億円(同期比17.7%減)、輸出4968億円(同14.1%減)、国内2405億円(24.2%減)となった。今後も受注は弱含む展開が続く見通しで、秋口のボトムの見通しは年明けにずれ込む状況に。

 

主要4社9月受注は18.1%減310億円と7ヶ月連続同月比減少

 

 日刊工業新聞が10/11にまとめた主要工作機械4社の9月受注実績は310億円(18.1%減)と7ヶ月連続での減少。内訳は輸出226億円(12.4%減)。国内は84億円(30.4%減)、11ヶ月連続で同月比減に。4社全て国内減少、輸出は芝浦機械のみ増加。中国向けが多いツガミは輸出が62.51億円(27.3%減)と再度減少に転じた。牧野、オークマとも内外ともに投資様子見が続くとみている。上期では4社合計1852億円(同期比13.5%減)、国内521億円(同26.7%減)、輸出1331億円(同7.0%減)に。

 

 

鍛圧機械9月受注は同月比74.2%増の362億円で2022年6月以来、2023年月次で最高額

 

 金属加工機械である鍛圧機械の9月受注(10/10発表)は362億円(同月比74.2%増)と、2022年6月の361億円以来の数字となった。国内が254.2億円(62.4%増)、輸送が4.0倍、電機24.8%増、一般機械37.5%増、鉄鋼18.8%増、金属67.6%増など軒並み増加となった。輸出も107.7億円(2.1倍)と、北米が8.0倍、中国46.7%増と5ヶ月ぶり増加、インド4.2倍、欧州72.1%増など。機種別でプレス系が185.7億円(2.0倍)と伸長。超大型、大型、中型ともに倍~9倍に。板金系も176.1億円(50.7%増)、レーザ・プラズマ20.3%増、パンチング92.6%増、ブレーキも47.9%増に。工業会では中国での不透明感があるとのことで、9月は一時的と判断しており、今後も一進一退が続くとしている。但し、工作機械受注と異なり、4-9月上期受注総額が1556億円(同期比5.5%増)、国内が871億円(同3.7%増)、海外が685億円(同7.7%増)となっている。機種別ではプレス系が874億円(同9.9%増)、板金系682億円(同0.3%増)とプレス系の健闘が目立つ。

 

 

8月工作機器生産額は25%減の129億円と9ヶ月連続減少

 

 工作機械に関連する工作機器は、日本工作機器工業会10/5発表の23年8月生産額が129億円(25%減)と9ヶ月連続同月比マイナスとなり、減少率も拡大している。主力ボールネジが21.34億円(38%減)、直動軸受も32.98億円(46%減)と同様な動き。両製品とも工作機械に加え、受注急落が続く半導体製造装置向けなどの影響を強く受け生産額急減が続いており、短期的にボトム形成は年明けにずれ込む見通し。

 

 

米国8月の金属加工機械受注は10.5%減の3.54億ドル、最大のジョブショップ低調続く

 

 AMT(米国製造技術協会)が発表した米国8月金属加工機械受注(10/9発表)は4.42億億ドル(同月比12.2%減)。16ヶ月連続で前年同月比減少、但し7月比では16.1%増と2ヶ月連続で前月比増加した。最大セグメントのジョブショップからの受注は依然として低迷。一方でエンジン、タービン向けが好調、また自動車メーカーからトランスミッション部品製造の受注が継続している。現在、自動車産業で労働争議から生産ラインが停止した等の影響も懸念材料で、本格回復には時間がかかる模様。

 

 

 

(H.Mirai)

 

 

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