SRR主催 第3回鉄スクラップONLINEセミナー CNで鉄スクラップはこう変わる!

㈱鉄リサイクリングリサーチ(SRR)社は昨年来、好評を続けているオンライン鉄スクラップセミナーの第3回目をきたる12月6日に開催する。
第3回目は、『カーボンニュートラルで、鉄スクラップはこう変わる!』をメインテーマに、第1回(22年9月)では総括的な方向性について、第2回(23年2月)では主体となる国内外の電炉業の取り組みについて取り上げてきた。第3回は参加者から得られた意見をもとに「鉄スクラップ加工処理業」に焦点をあてる。
SRRの林代表によると
脱炭素に向け需要側、供給側で様々な取組が具体化しつつあるなかで、スクラップの有効活用が現実的手段の一つであることを認識し、流通、中間処理業界の役割が増すと共に、変化に対応して行く事が求められています。この業界に長くたずさわり、ご指導いただいているお二人をお迎えし、今後の中間処理業のあり方を主体にお話しを伺います。また、Mysteelは6月末に行った中国の電炉/スクラップ加工処理業見学ツアーで得た情報の一部共有も行います。
プログラム
挨拶:㈱鉄リサイクリングリサーチ 代表取締役 林誠一 日本時間15:00-15:05 (5分)
1.㈱鉄リサイクリング リサーチ 代表取締役 林誠一 日本時間15:05-15:30 (25分)
鉄スクラップ加工処理業の現状と抱えている課題を抽出し、50年の需給見通しから読み取れる方向性を示唆します。また、最近の新しい動きとして、①加工処理業の多角化 ②23年3月経産省「成長志向型の資源自律戦略」に基づくサーキュラーエコノミー・パートナーシップへ参加を表明した日本鉄鋼連盟の取り組みに触れます。
2.影島興産㈱ 社長 影島一吉氏 日本時間15:30-15:55 (25分)
京浜工業地帯に存在し、創立65年を迎える影島興産は、創立以来日本の鉄スクラップ加工処理の代表設備であるギロチンシャーとプレスを主力にリサイクル業に専念してきました。また2018年にはステンレススクラップを専業とする太陽金属㈱を子会社化しました。登壇者は2012年から2期4年間(一社)日本鉄リサイクル工業会会長を務められ、貢献されてまいりました。今回セミナーではギロチンシャー業の方向性や、業界団体の長に就任されて得た大所高所からみた鉄スクラップ加工処理業の在り方を語っていただきます。
3.田口金属㈱ 専務取締役 伊藤清氏 日本時間15:55-16:20 (25分)
今年4月許認可を取得した最新鋭の丘里シュレッダー工場(茨城県古河市)を有する田口金属㈱の専務取締役です。手がけたシュレッダーはこれで11基目であり、日本のシュレッダー事業における第1人者です。2005年自動車リサイクル法制定に関わり、鉄リサイクル工業会自動車リサイクル法委員会委員長を21年間にわたり務めました。カーボンニュートラルでスクラップの高品位化が叫ばれる中、選別機能にすぐれるシュレッダー処理が注目されており、今後のシュレッダー事業の取組みについて伺います。
4.Mysteel Japan Rep 朝田代表 日本時間16:20-16:45 (25分)
中国の鉄鋼業の概況説明、年間5000万トンの処理能力を有する中国最大のスクラップ加工処理業者、欧冶鏈金再生資源有限公司の概要を説明します。
5.㈱EVERSTEEL代表取締役 田島圭二郎 日本時間16:45-17:05 (20分)
AIによるスクラップ等級判定の現状と将来について。AIによる等級判定を従来の受入検査に
留めず、電炉での配合での活用や、スクラップ供給側での活用の可能性の現状を紹介します。
6.質疑応答及びフリートーキング 日本時間17:05-17:30 (25分)
日時 : 2023年12月6日 (水) 日本時間 15:00~17:30
登録締切 : 2023年12月5日 (火) 日本時間 ~12:00
参加方法 : Teamsウェビナー
費用 : 無料
参加登録QRコード:
下記ホームページでも参加フォーマットを掲載しています。
・(株)鉄リサイクリング・リサーチ:http://srr.air-nifty.com/
・(株)EVERSTEEL:https://eversteel.co.jp/
(IRUNIVERSE)
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