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IEA 、「重要鉱物安全保障プログラム」を確立へ 24年度閣僚級会議、アジアに注力

 国際エネルギー機関(IEA)は2月13-14日にパリで2024年度の閣僚級会議を開き、「重要鉱物の安全保障プログラム」の確立を決めた。「市場の透明性を促進し、持続可能で責任ある強靭な供給のためのメカニズムを確立」することを目指す

■重要鉱物関連のデータ収集や市場予測を強化

IEA閣僚級会議メンバー

(出所:IEAホームページ)

 

コミュニケ全文(英語): 2024 IEA Ministerial Communique - News - IEA

 

今回の会議のテーマは「地球温暖化を1.5度に抑える」。IEAは2月15日発表のコミュニケで、重要鉱物がクリーンエネルギー移行に欠かせないと指摘した上で、重要鉱物を巡り、「社会経済開発とコストのバランスをとる必要性がある」と指摘。サプライチェーン(供給網)確立に向けた具体的な枠組みを策定するとして、安全保障プログラムを確立するとした。

具体的には、重要鉱物国別レビュー、データ収集の強化、及び自主的な備蓄、多様な供給源からの安全保障を強化するための多様な処理及び精製能力を含む安全保障メカニズムへの協調的アプローチなどについて、理事会への定期報告を義務付ける。また、市場見通しや長期的な需給の予測、リスク評価なども定期報告を受ける。

 

■インドと加盟交渉、シンガポールに初の地域拠点

 2024年はIEA設立50周年に当たるため、日本からは岸田文雄首相が祝福のビデオメッセージを寄せた。

 

プレスリリース: 令和6年2月14日 IEA閣僚理事会 岸田総理ビデオメッセージ | 総理の指示・談話など | 首相官邸ホームページ (kantei.go.jp)

 

 IEAはアジアへの注力を進める。2月15日には、インドとの加盟交渉開始とシンガポールへの地域事務所設置も発表した。

インドは2023年に人口が世界一となり、今後もエネルギー消費の拡大が見込まれる。IEAは交渉開始の発表資料で「今後30年間で、インドは工業化と都市化が急増し、一人当たりの所得が急激に増加するにつれて、世界のどの国よりも大きなエネルギー需要の伸びとなるだろう」と指摘した。

 また、シンガポールはIEA初の海外拠点。東南アジアの脱炭素化の拠点にしたい考えだ。

 

(IR Universe Kure)

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