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海外企業の23年決算②軒並み減益 BHPやリオ・ティント、ニッケルなど価格下落で

 世界の資源大手の2023年12月期決算の発表が続いている。2023年は金属価格が軒並み下落したことを受け、世界の試験大手も大幅減益となった。特にニッケルやリチウムを扱う企業の不振が目立ち、価格下落の傷の深さが際立った。

 

資源大手の2023年12月期決算概要

(社名は通称。売上高と純利益の単位は億米ドル、ライナスのみ豪ドル。%は前年比増減。BHPとライナスは2023年7-12月期)

 

 豪資源大手のBHPが2月20日に発表した2023年7-12月期純利益は前年同期比86%の大幅減益となった。西オーストラリアのニッケル事業などで56億ドルの減損損失を計上したことが響いた。ロシアのニッケル大手のノリリスクニッケル(ノルニッケル)も2023年通期で51%の大幅減益。インドネシアでニッケル生産を手掛けるニッケル・インダストリーズは、売上高は伸びたものの減益となり、薄利多売の印象だった。ニッケル価格はロンドン金属取引所(LME)で2023年に46%とほぼ半値に下落していた。

 南米でのリチウム採掘を含む多様な金属の生産を手掛ける英豪リオ・ティントも減収減益を免れなかった。レアアース(希土類)の豪ライナス・レアアースや、鉄鉱石のブラジルのヴァ―レも大幅下益だった。

 足元では工場閉鎖や採掘中止、生産目標の下方修正も相次ぐ。BHPは2024年に入り、オーストラリアでのニッケル生産を一部中止した。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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