日本製鉄の水素活用「直接還元鉄を活用した電気溶融炉による高効率溶解等技術開発」PJ、NEDO基金事業に採択
2024/04/23 08:05 FREE
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)、一般財団法人金属系材料研究開発センター(以下、JRCM)の2社は、2024年4月15日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)から追加公募された「グリーンイノベーション基金事業/製鉄プロセスにおける水素活用プロジェクト」に「直接還元鉄を活用した電気溶融炉による高効率溶解等技術開発」を共同提案し、3月18日に採択されたと発表した。
「グリーンイノベーション基金」は、2020年12月25日に経済産業省が関係省庁と策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」の中で「経済と環境の好循環」を作り出すために組成された基金であり、製鉄プロセスの脱炭素化の実現に向けて、同プロジェクトを推進していく。
<プロジェクトの開発項目>
【研究開発項目2】 水素だけで低品位の鉄鉱石を還元する直接水素還元技術の開発
【研究開発内容[3]】直接還元鉄を活用した電気溶融炉による高効率溶解等技術開発
・低品位の鉄鉱石の水素直接還元-電気溶融炉-転炉一貫プロセスにより、高炉法プロセスを代替し得る生産効率の実現
・生成する鉄の不純物の濃度を高炉法並みに制御する技術の実証
・電気溶融炉において副生するスラグを国内セメント用途向け品質(高炉同等品質)に制御する技術の実証
(IR universe rr)
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