ユニソン PVのリサイクル困難な廃棄ガラスを活用するブロックを発表
10月30日(水)~11月1日(金) 「メッセナゴヤ2024」中電ソザイテラスブースに出展
株式会社ユニソン(本社:愛知県豊⽥市、代表取締役社⻑:浅岡直⼈)は循環型社会を目指す「サーキュラーぺイブ(Circular Pave)プロジェクト」をスタート。同プロジェクトの第一弾として、太陽光パネルをリサイクルする際に排出されるカバーガラスを砂状に加工し、天然砂の代わりに使用したコンクリートブロック「サーキュラーぺイブ Solar」を開発し、メッセナゴヤ2024 中電ソザイテラス(愛知海運)のブースにて展示する。
サーキュラーぺイブ Solar
◆ サイズ:300角(300×300×60㎜)
◆ 重 量:12.3㎏
◆ 価 格:14,800円~16,800円/㎡
太陽光パネルをリサイクルする際に排出されるカバーガラスを砂状に加工し、天然砂の代わりに使用したブロック。有機的なテクスチャーとグラデーションの組み合わせに、太陽光パネル由来のガラスの粒を加えることで、天然のクォーツ(石英)のような表情をつくる。素材の特性を活かしたものづくりとなっている。
2030年以降の太陽光パネル大量廃棄をにらみ、自然な風合いの舗装ブロックを開発
経済産業省は10月22日(火) 、太陽光発電事業から撤退する事業者の集約の担い手となる事業者を、国が認定する方針案を示した。事業の再編を円滑に進め、再生可能エネルギーの長期的な維持につなげるのが目的。また2030年以降、太陽光パネルが大量廃棄されるという予想があり、リサイクル困難なガラス部品は埋め立て処分されることが急増すると思われる。
そこでユニソンでは、従来埋め立て処分されてしまう廃棄物を新たな素材として活用し、コンクリート製品の材料に生まれ変わらせる試み「サーキュラーぺイブ(Circular Pave)プロジェクト」を始動。このプロジェクトにより、埋め立て処分量の削減と、従来から使われている天然骨材(砂、砂利)の使用を抑制することで、貴重な天然資源を守る姿勢を貫く。また太陽光パネルのほかにも自動車のサイドガラスを用いた製品開発も行い、リサイクル率UPを目指す。
(IR universe rr)
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