2024/10/28 17:35
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季節外れの怪談噺だったのか。出るぞ、出るぞと目を凝らしていたら、何事もなく空が白み始めた。中国の財政出動型の景気刺激策のことである。金融政策と並んで、国債発行の方向なども示され、それらしき影はみえたものの、肝心の中身がはっきり見えず、肩透かしを食った形の市場にはうつろな気配も漂う。実際、LME銅相場(現物)は依然高値圏にあるとはいえ、足元失速気味である。再度、1万ドルの大台を抜いてくるのかと、高値波乱相場の予感に身構えていたわれらが堂林記者も拍子抜けした様子。中国の財政政策の具体策、そのすべては大統領選、利下げの行方といった11月上旬にある米の2大イベントの決着待ちということなのか。24年最後の相場シナリオを読み切れず、思案投げ首である。師匠とじっくりひざ詰めで話したくなってきた。
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