初日で終わるか?アメリカの競争力強化トランプ時代の幕開け初日
お騒がせ時代がアメリカで始まった。キリスト教徒と思われた御仁は教会の牧師さんにも嚙みついた事が映像でも報じられた。偽クリスチャンである筆者も他人の事が批判できないが、せめて教会の説教程度も受け入れられない事に少々驚いた。
トランプに限らず我々人間は毎日悔い改めて尽きない位の愚かな動物だと幼いころ日曜学校で教わった。愚かで間違いを犯すのは我々の性の様だ。
筆者とほぼ同じ世代の男が未だイエスキリストの言葉を伝える牧師を説教して苦言を呈した。残された時間が少しな年代である。最後までこんな調子で人生を終わると考えると、もう救いようが無い御仁である。
しかし米国は悲惨な時代を迎えた事をニューヨークタイムズが24日の新聞でNicholas Kristof氏が論評した。タイトルは「Weakening America in his first week」同氏が指摘した米国最大の懸念がWHO脱退である。
WHOは2014-16年エボナ出血熱を撲滅し、コロナウイルスも世界規模のウイルスの世界規模の蔓延を克服した機関である。何の為にWHOを脱退したのかすら明確な説明すらない。このWHO脱退により米国が世界中で最大の予知不能なウイルスなど危険性を抱えた事となったとしている。
また米国で若者の通信手段となっているティックトックの通信差し止めに関しては、以前のトランプ時代に懸念を伝えた事から一転、救済を検討しているとされている。この辺がトランプらしい判断である。共和党は今回の選挙で大きな資金援助を受けて、過去の方針が大きく変化した可能性がある。
アメリカのトランプ時代は今後、あらゆる分野でこの様な混乱が起こると言わざるを得ない。トランプがその座についている時間は既に米国へ投資された資金回収が極めて難しくなる。早期に撤収し、方向転換をすべきではないだろうか。
改めて米国の政治経済の不透明性が著しく高まると、経営者の諸兄には強く警告したい。トランプの就任式に並んだIT経営者はトランプの作ったピエロ劇場に見えたのは筆者だけであろうか?
(IRuniverse Katagiri)
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