2025/02/03 17:35
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国内アルミ合金とアルミスクラップ市況は高値圏での値動きが続いている。春節休暇(1月28日‐2月4日)入りで中国勢の買いが一服、スクラップはまちまちの値動きをみせているが、原料高を半周遅れで追う製品の国産ADC12は、合金メーカーが積み残し分の価格転嫁を目指し粘り強く交渉に臨んでおり、3日現在、1月中旬比5円高の1キロ400‐415円の水準にある。実需は引き続き盛り上がりを欠いているが、EUのロシア産アルミへの輸入禁止を含む同国向けの制裁案やトランプ米大統領によるアルミ、銅への関税賦課発言なども重なって、スクラップの指標になるLME相場(現物)は高値圏でもみ合っており、足元、国内相場の地合いが大きく崩れる展開は予想しづらい。春節休暇明けの中国勢の動向が当面の焦点になってきた。
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