銅電線24年度3.9%減の59万5,600トン、25年度0.4 %減の59万3000トン―日本電線工業会 需要予測
2025/03/21 18:04
日本電線工業会は21日都内で定例会見を開き、24‐25年度の電線需要予測を発表した。銅電線の予測値は24年度が23年度比3.9%減の59万5,600トン、25年度が24年度見込み比0.4%減の59万3,000トンと、いずれもマイナス成長を予測している。60万トン割れとなれば、74年以来の低水準となる。大きく実績を割り込む見通しの24年度については、最大の需要部門である「建設・電販」で資材高騰や人手不足の影響が出るほか、認証不正問題の陰を引きずる「自動車」や、その影響を受ける「電気機械」も実績割れとなるとみているためだ。25年度も、米の関税発動問題や中国による鉱物輸出規制などの不安要素を抱える「自動車」などの落ち込みを想定し、マイナス成長を予測している。
関連記事
- 2025/05/01 米中貿易摩擦緩和期待でLME鉛相場堅調、スタート鉛建値は9円引き上げ342円に
- 2025/05/01 米ウクライナ、資源協定を締結 復興基金を共同設立、米財務省が発表
- 2025/04/30 大紀アルミ:25/3期は、特別損失の計上へ
- 2025/04/30 第5回CEシンポジウム in NAGOYA講演詳報1 ――中部経産局、栗田、ケミカルリサイクル
- 2025/04/30 ノベリス、蔚山アルミリサイクルセンターを開設
- 2025/04/30 【貿易統計/日本】 2025年3月のアルミ灰輸出入統計
- 2025/04/30 ICSGが最新予測を発表 2025~2026年、銅市場は引き続き供給過剰の見通し
- 2025/04/30 25年4月の国内アルミ二次合金生産は前年同月比1%減の59,692トン24年度通期も前年比減
- 2025/04/30 2025年3月の韓国アルミ合金輸出入概況 3月の輸入は21,743トン
- 2025/04/28 【貿易統計/日本】 2025年3月の電気銅輸出入推移一覧表