新着情報

2025/07/12   欧自動車ステランテ...
2025/07/12   MARKET TA...
2025/07/11   バーゼル改正で非有...
2025/07/11   環境省 令7「自治...
2025/07/11   PFU ビン色選別...
2025/07/11   【覆面座談会】「A...
2025/07/11   JSP袖ヶ浦は国内...
2025/07/11   PFU ビン色選別...
2025/07/11   東レリサーチセンタ...
2025/07/11   ビスマス輸入Rep...
2025/07/11   よう素輸出Repo...
2025/07/11   アンチモン輸入Re...
2025/07/11   アンチモン輸入Re...
2025/07/11   電子部品輸出入Re...
2025/07/11   銅高に連れてLME...
2025/07/11   BASFと雲天化 ...
2025/07/11   タングステン系スク...
2025/07/11   MARKET TA...
2025/07/11   豊通 北米トップリ...
2025/07/11   元鉄鋼マンのつぶや...

海外企業の24年通期決算①車載電池、厳冬 EV低迷で軒並み減収 BYDも増益率鈍る

 海外企業の2024年12月期決算発表が出そろってきた。車載電池企業は長引く電気自動車(EV)販売低迷を受けて厳冬の様相だ。韓国のバッテリー3社が軒並み減収減益となり、世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)も初めての通期減収となった。1人気を吐くBYDも勢いは大きく鈍り、中国勢も含めて冬景色が広がった。

 

車載電池世界大手の2024年12月期決算概要

(社名は通称。売上高と純利益の単位はCATLとBYDは人民元、他は韓国ウォン。増減率は%で前年比増減。▲は赤字)

 

 車載電池はCATLとBYDがそれぞれ約3割を占め、中国勢で世界の過半を占める。このうちBYDは電池メーカーからEV生産に発展した経緯があり、EVを垂直生産できる。低価格完成車の中国での販売堅調が支え、売上高が前の期比29%、純利益は34%それぞれ伸びた。しかし、伸びの勢いは2023年12月期の売上高42%増、純利益81%増からは大きく鈍った。

 CATLは業績の開示を始めた2014年以来で初めて、通期での減収を記録した。コスト抑制などで増益を確保したものの、価格競争の痛手も大きかった。

 韓国のバッテリー3社は軒並み大幅な減収。中でもSK ONは赤字が2倍に拡大した。

 

 冬の時代は中韓勢だけではない。スウェーデン新興電池のノースボルトは3月12日に本拠地であるスウェーデンでの破産申請を発表し、経営破綻した。パナソニックが2月4日に発表した決算短信でも、電池部門であるエナジーの2024年4-12月期は売上高が前年同期比9%減の6453億円、純利益が16%増の963億円とやはり減収だった。

 

プレスリリース(パナソニック): News Release

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

関連記事

関連記事をもっと見る