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JX金属、結晶材料インジウムリン基板増産へ――光通信向け需要見込む 投資額15億円

 JX金属は23日、インジウムリン(InP)基板の増産投資を決定したと発表した。生産拠点である磯原工場(茨城県北茨城市) におよそ15億円を投じて製造工程の一部を増強、生産能力を25年比で約2割引き上げる。26年度中に新体制に移行する予定で、光通信向けに拡大している同基板の需要を取り込む狙いだ。

 

 InP 基板は、光通信の受発光素子、ウェアラブル端末における近接センサ、産業用イメージセンサなど幅広い分野で用いられている高機能な化合物半導体材料で、同社はInP基板の限られたサプライヤーとして、過去40年以上にわたり実績を積んできているという。

 

 成長著しい生成AIの学習や推論には大量・高速のデータ処理能力が必要で、それを支えるデータセンター内の大量のデータのやりとりに光通信が利用されており、InP 基板の需要も増加傾向を辿っている。

 

 今回の増産投資は、そうした市場動向を踏まえたもので、磯原工場の製造工程の一部を増強する形で、生産能力を引き上げることを決めた。

 

 なお、増産投資による26 年3月期連結業績への影響は軽微としている。

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

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