フランスの鉱業大手エラメットのインドネシア子会社WBNは、北マルク州ウェダベイ工業団地のニッケル鉱石事業で、2025年後半に生産量と販売量が増加すると発表した。
同社は7月に改訂作業計画(RKAB)を受領し、2025年の総鉱石生産目標を42百万湿トン(Mwmt)に引き上げ、褐鉄鉱10Mwmtの追加生産を盛り込んだ。これにより、高圧酸浸出(HPAL)技術を活用した生産能力の拡大が期待される。
2025年上半期は、新規生産地の立ち上げや操業許可の制約で鉱山活動に影響があった一方、NPIい工場は前年同期比21%増の17,000トンを生産、販売も7,400トンと27%増加した。平均ニッケル品位は1.6%に低下し、採掘コストは上昇したが、価格上昇で一部相殺された。
(IRUNIVERSE RS)