ウクライナ合金鉄を中心とした同国の電気冶金製品の生産者協会である(UkrFA)は7月1日、リンクトインに、「6月初旬にロシアの支配地域である南部カホフスカでダムが破壊されたことを受け、被害地域の住民向けに飲料水を募る」と投稿した。
投稿によると、UFrFAは加盟企業であるJSC Marhanets鉱業などとともに飲料水の手配に動いており、赤十字の支援を受け工場用水6トンを水道会社や浄化フィルターのメーカーに届けて飲料向け蒸留を依頼するなどの活動を行っている。各工場の従業員も水タンクを受け取るなど飲料水の確保業務に従事しているという。UFrFAは「どんな助けでももらえればありがたい」と投稿した。
問い合わせ先はukrfa@ukr.net
UFrFAは1997年成立の非営利産業団体。同国の合金企業や鉄採掘企業、金属加工企業などで構成されている。ロシアの侵攻後はフェロアロイの需要が減り、同国の関連工場は稼働していないが、雇用は維持しているという。投稿では、「科学産業団体のエココストが過去30年間にわたり運営する工業用や商用、家庭用の浄水システムは1機1万3220ドルもする高価な機械だが、現地ではそれが3台必要な規模の浄水需要がある」とした。
(IR Universe Kure)