環境省は31日、「令和5年度脱炭素型循環経済システム構築促進事業」の選定結果を発表した。三井化学の「ベッドマットレスのポリウレタンケミカルリサイクル」と東レの「海洋生分解ポリアミド4粒子」の2件になる。公募期間中の3月6日~4月7日にあった応募事業を対象に、申請書類による事前審査と有識者で構成する評価審査委員会による審査を通じて上記事業を選定した。
環境省は、「プラスチック資源循環戦略」の基本原則である「3R+Renewable」に基づくプラスチック資源循環システムの構築のため、従来型の化石資源由来プラスチックの利用を段階的に改めるとして、バイオプラスチック等の再生可能資源への転換、プラスチック・廃油のリサイクルプロセスの構築を目指している。社会実装に向けた技術的課題を解決し、事業化に向けて必要な実証を行う目的で、以下に関連する事業を公募していた。
・ プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省 CO2化実証事業
・ マイクロプラスチックによる汚染防止のための化石資源由来素材からの代替実証事業
選定された事業の概要は以下の通り。
(IRuniverse G・Mochizuki)