出光興産は4日、Graphinex Pty Ltd(グラフィネックス)、丸紅、NSCの3社と、日豪間における天然グラファイト系負極材の供給網構築に向けた協業契約を 前日3 日に締結したと発表した。4 社は同協業を通じて、日本の電池産業が直面する調達リスクの軽減や、アジア地域における電池材料供給網の強靭化に貢献していく方針だ。
世界的にEV や再生可能エネルギーの蓄電システムの需要が拡大する中で、現在主流の蓄電池となっているリチウムイオン電池において、主要な構成要素である負極材の需要も増している。特に、日本国内で負極材に用いられる天然グラファイトの多くは海外依存度が高く、安定的な調達が課題となっているという。
出光興産は同協業を通じ、グラフィネックスが保有する豪州クイーンズランド州の高品位グラファイト資源を活用する考え。今後 4 社で、天然グラファイト系負極材の製造拠点の候補地検討などの事業化に向けた具体的な協議を進めるとしている。
(IRuniverse K.Kuribara)