カザフスタンで鉱物採掘を手掛けるカナダ企業のアラス・ミネラルズ(Arras minerals)は12月7日、自社ホームページ上で、同じくカナダの鉱山大手であるテック・リソーシズ(Teck resources)との間で、カザフスタンでの鉱物探査について提携すると発表した。テックはまず2025年までに単独で500万ドルを投資し、アラスの管轄地内で鉱物探査を行う。
探査対象となるのはアラスが管轄するカザフスタン・パブロダールにある1736平方キロメートル程度の土地。初年度のみアラス側が探査を主導し、その後はテックの指揮のもとに探査する。テックはその後、120平方キロ当たり4700万ドルの追加料金で探査地域を拡大する権利を持ち、探査地域の権益の75%を還付される。
アラスはカザフスタン北東部を中心に銅や金の探査・採掘を手掛ける。Canadian Miningなどの12月7日の報道によると、テックは2022年に私募ファンドを通じてアラスに出資し、アラスの発行済み株式の9.9%を保有する株主でもある。
(IR Universe Kure)